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  1. 市川三郷町議会 2021-12-02
    12月02日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 3年 12月 定例会(第4回)令和3年第4回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             令和3年12月2日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 承認第10号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて      承認第11号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 日程第4 議案第74号 市川三郷町副町長の定数を定める条例制定について      議案第75号 市川三郷町特別職報酬等審議会条例中改正について      議案第76号 市川三郷町手数料条例中改正について      議案第77号 市川三郷町印鑑条例中改正について      議案第78号 市川三郷町国民健康保険条例中改正について      議案第79号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について      議案第80号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第7号)      議案第81号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)      議案第82号 令和3年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)      議案第83号 令和3年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第2号)      議案第84号 令和3年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第3号)      議案第85号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)      議案第86号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)      議案第87号 令和3年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)      議案第88号 令和3年度峡南地域教育支援センター共同設置特別会計補正予算(第1号) 日程第5 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(13名)       1番 新津千吉   2番 一ノ瀬幸人       3番 秋山豊彦   4番 笠井辰生       5番 齋藤美佐   6番 丹澤 孝       7番 小川好一   8番 高尾 貫       9番 笠井雄一  10番 有泉 希      11番 松野清貴  12番 三神貞雄      14番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員      11番 松野清貴  12番 三神貞雄      14番 一瀬 正 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長        遠藤 浩   政策秘書課長    井上靖彦  防災課長      林 茂一   総務課長      一瀬 浩  財政課長      海沼良明   町民課長      丹沢美男  税務課長      芦沢 正   いきいき健康課長  望月和仁  福祉支援課長    櫻井 茂   保育課長      渡辺浩志  農林課長      望月順二   商工観光課長    塩沢正也  生活環境課長    丹沢宏友   土木整備課長    立川 潔  まちづくり推進課長 渡辺 潤   会計管理者     武田真一  三珠支所長     窪田正彦   六郷支所長     木村竹実  教育長       渡井 渡   教育総務課長    相川由美  生涯学習課長    森川規彦  6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    保坂秀樹  議会事務係長    進藤陽子  議会書記      芦沢順司  議会書記      相川伸也  議会書記      佐々木未緒     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(保坂秀樹君)  おはようございます。 それでは、開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(笠井雄一君)  改めまして、おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位におかれましては、年末を控え、ご多忙のところ、本定例会にご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、紅葉に染まっていた周りの山々も徐々に散り落ち、家から見る富士山も次第に雪化粧へと装いを変え、その美しく凛とした姿に冬の訪れを感じます。早いもので、師走を迎えました。 最近の新型コロナウイルス感染症につきましては、全国各地に発出されていた緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が9月30日にすべて解除され、感染は非常に落ち着いた状況となっています。 改めまして、議員各位をはじめ、町民の皆さまにおかれましては、感染防止対策にご理解とご協力いただいていますことに、深く感謝申し上げます。 また、これまで新型コロナウイルス最前線で戦ってこられた医療従事者の皆さまに、重ねて感謝を申し上げます。 これから、年末年始を迎え、デルタ株からデータ株、そして最近ではオミクロン株と変異株が各国で感染確認され、第6波到来の懸念もされています。 町民の皆さまには、引き続き感染防止対策を徹底することをお願い申し上げまして、あいさつと代えさせていただきます。 なお、一部報道機関から議場内での写真撮影許可の申し出があり、これを許可しましたので、ご了承願います。 ただいまから、令和3年第4回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 9月の定例会以降の諸般の報告は、お手元に配付したとおりでございます。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議員に求めます。 はじめに、三郡衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  議長の命により、三郡衛生組合議会の報告をいたします。 令和3年三郡衛生組合議会第2回定例会は、11月2日に開会され、本町からは一瀬正議員、三神貞雄議員、笠井辰生議員と私、齋藤が出席をいたしました。 本定例会に提出された議案は、決算認定3件および人事案件1件でありました。 審議に入る前に4月に行われました昭和町議会議員構成の改選に伴い、新たに海野豊議員、河住保茂議員が当組合議員に選出されたことが報告されました。 次に、議会運営委員の選任が行われ新たに河住保茂議員が選任されました。 それでは、議案内容について報告いたします。 はじめに、令和2年度一般会計歳入歳出決算認定について報告いたします。 歳入総額2,659万6,180円、歳出総額2,486万8,812円で、歳入歳出差引額は、172万7,368円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2,422万6千円で歳入総額の91.09%、主な支出は、総務費2,397万7,683円で歳出総額の96.42%でありました。 なお、本町の分担金は、400万3,520円であり、全体の16.53%でありました。 次に、し尿処理事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額2億6,932万4,254円、歳出総額2億5,857万1,691円で、歳入歳出差引額は、1,075万2,563円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2億4,584万4千円で歳入総額の91.28%、本町の分担金は、3,976万3,511円であり、全体の16.17%でありました。 主な支出は、衛生費2億5,855万6,560円、施設の電気料及び維持保守点検管理委託料、貯留槽等の防食補修工事等でありました。 なお、年間の投入量は1万2,303キロリットルで昨年度に比べ2.35%の減となりました。 本町の投入量は1,029キロリットルで昨年度に比べ9.61%減少し、全体に占める割合は8.36%でありました。 次に、火葬事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額1億9,721万8,667円、歳出総額1億8,138万6,085円で、歳入歳出差引額は、1,583万2,582円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金1億6,101万2千円で歳入総額の81.64%、本町の分担金は、1,946万6,351円であり、全体の12.09%でありました。 主な支出は、衛生費1億636万3,252円、歳出総額の58.64%および諸支出金7,502万2,833円で歳出総額の41.36%であり、衛生費の主なものについては、維持補修費および業務委託料などでありました。 なお、令和2年度の稼動日数は358日、1,607件の火葬が行われ、本町においては183件で昨年に比べて2.81%増加し、全体に占める割合は11.39%でありました。 次に、公平委員会委員の選任について、報告いたします。 委員の逝去に伴う欠員により、公平委員会委員に南アルプス市の村松和明氏が選任されました。 提出された4案件は、いずれも原案のとおり認定、同意されました。 以上、三郡衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いします。 第11番、松野清貴君。 ◆11番議員(松野清貴君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和3年第2回峡南広域行政組合議会定例会は、10月15日に開会され、本町からは村松議員と私、松野が出席しました。 今回の定例会では、常任委員会委員の選任、議会運営委員会委員の選任、補正予算2件、決算認定3件、正副議長選挙、監査委員の選任2件、議会議員研修の実施についてで、すべて原案のとおり可決、認定、同意され、議会議員研修の実施については新型コロナウイルスの今後の感染状況を鑑む中で、議長に一任することとなりました。 審議等の内容は次のとおりでありました。 まず、常任委員会委員の選任については、任期満了に伴う選任であり、総務消防常任委員会委員長に富士川町の井上光三議員、副委員長に身延町の広島法明議員が選出され、情報センター慈生園常任委員会委員長に市川三郷町の私、松野が、副委員長には、身延町の芦澤健拓議員がそれぞれ選出されました。 議会運営委員会委員の選任についても、任期満了に伴う選任で委員長に富士川町の井上光三議員、副委員長に早川町の中居義正議員が選出されました。 次に、議案第11号令和3年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第2号)の件については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,016万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額を13億9,743万3千円とするもので、内容は、4月の人事異動に伴う人件費の追加・更正、新型コロナウイルス感染症対策に伴う追加や慈生園の事務室移転に伴う火災通報装置等の移設工事が主なものでありました。 次に、議案第12号 令和3年度峡南広域行政組合情報センター特別会計補正予算(第2号)の件については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ661万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億5,730万4千円とするもので、こちらも4月の人事異動に伴うものでありました。 次に令和2年度峡南広域行政組合一般会計決算介護保険特別会計決算峡南ふるさと市町村圏特別会計決算について、代表監査委員より適正に処理されている旨、報告がありました。次に議長選挙についてですが、南部町の高橋茂広議員が議長に就任いたしました。その後、副議長選挙については、早川町の中居義正議員が副議長に就任いたしました。 続いて、監査委員の選任の件は、学識経験監査委員の任期満了と議会選出監査委員の母体議会改選による失職に伴い、学識経験監査委員は岸本正幸氏が再任され、議会選出監査委員は身延町の芦澤健拓議員が選任されました。 以上で峡南広域行政組合の報告を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いいたします。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和3年9月中巨摩地区広域事務組合議会定例会は、10月4日に開会され、本町からは笠井雄一議員と私、小川が出席いたしました。 本定例会に提出された議案は、補正予算2件、決算認定6件でありました。 開会にあたり、昭和町議会議員構成の改選に伴い、新たに金丸富一議員、長田信夫議員が組合議員に選出されました。 それでは、議案について報告いたします。 令和3年度ごみ処理事業特別会計補正予算(第1号)は、230万9千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ12億9,452万5千円とするもので、歳入は繰越金、歳出の主なものは人事異動に伴う人件費の補正でありました。 次に、老人福祉事業特別会計補正予算(第1号)は、395万4千円を追加し、歳入歳出の総額を、それぞれ、3,532万8千円とするもので、歳入は繰越金、歳出の主なものは、人事異動に伴う人件費の補正でありました。 次に、決算認定について報告いたします。 令和2年度一般会計歳入歳出決算認定は、歳入総額5,897万2,952円、歳出総額5,572万773円で、歳入歳出差引額は325万2,179円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金5,107万4千円で、主な支出は、総務費の5,466万2,241円でありました。 なお、本町の負担金は403万8千円であり、全体の7.91%でありました。 次に、ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額16億1,429万9,351円、歳出総額15億5,840万8,793円で、歳入歳出差引額は5,589万558円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金10億4,424万5千円で、主な支出は、ごみ処理事業費の13億5,021万7,295円でありました。 なお、本町の負担金は8,680万4千円であり、全体の8.31%でありました。 次に、地区公園事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額970万2,311円、歳出総額916万4,141円で、歳入歳出差引額は53万8,170円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金893万2千円で、主な支出は、地区公園事業費の916万4,141円でありました。 なお、本町の負担金は70万6千円であり、全体の7.90%でありました。 次に、老人福祉事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額3,290万2,075円、歳出総額3,063万9,513円で、歳入歳出差引額は226万2,562円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2,843万7千円で、主な支出は、老人福祉事業費の3,063万9,513円でありました。 なお、本町の負担金は224万8千円であり、全体の7.91%でありました。 次に、勤労青年センター事業特別会計歳入歳出決算認定でありますが、歳入総額5,145万965円、歳出総額4,762万6,072円で、歳入歳出差引額は382万4,893円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金4,312万1千円で、主な支出は、勤労青年センター事業費の4,132万6,772円でありました。 なお、本町の負担金は489万2千円であり、全体の11.34%でありました。 次に、し尿処理事業特別会計歳入歳出決算認定でありますが、歳入総額2億4,712万4,850円、歳出総額は2億4,174万4,130円で、歳入歳出差引額は538万720円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2億2,338万1千円で、主な支出は、し尿処理事業費の2億4,174万4,130円でありました。 提案された議案8件は、いずれも原案どおり可決され、認定されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  議長の命により峡南衛生組合議会の報告をいたします。 令和3年第2回峡南衛生組合議会定例会は、10月14日に開会され、本町からは秋山豊彦議員と私、小川が出席をいたしました。 本定例会に提出された議案は、決算認定1件、規約の制定1件、補正予算1件でありました。 審議に入る前に、本町の川崎充朗議員の辞職に伴い、私、小川が当組合議員に選出され、また、早川町においては、任期満了に伴う議員改選により、米山久志議員、望月十四朗議員が当組合議員に選出されたことが報告されました。 また、議会議長および副議長の選挙があり、私、小川が議長に、早川町の米山久志議員が副議長に選出をされました。 それでは、内容について報告いたします。 はじめに、令和2年度一般会計歳入歳出決算認定について、報告いたします。 歳入総額5億3,002万6,392円、歳出総額5億98万1,034円で、歳入歳出差引額は2,904万5,358円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金で4億3,698万6,180円、および火葬・清掃・ゴミ処理の手数料5,630万9,209円でありました。 なお、本町の負担金は4,975万6千円であり、全体の11.39%でございます。 主な支出は、衛生費3億3,047万8,195円、火葬費1,924万2,919円で、主なものについては、白煙防止用空気予熱器取替工事、焼却灰運搬処理委託料火葬業務委託料等でありました。 また、代表監査委員より8月5日に行われた決算審査ついて、「適正に会計処理が行われた」との結果報告がありました。 次に、競争入札に参加する者に必要な資格の審査に関する事務等の事務委託に関する規約の制定について、報告いたします。 本規約の制定は、山梨県市町村総合事務組合へ資格審査業務を委託することに伴って、議会の議決を得る必要があり提出された案件でございます。 次に、令和3年度一般会計補正予算(第1号)について、報告いたします。 歳入歳出をそれぞれ、総額4億6,573万2千円とするもので、歳出では、総務費10万3千円の追加、衛生費334万3千円の追加、火葬費13万1千円の追加、南部総務費5万4千円の減額をするものでありました。 主な支出は、し尿処理場およびごみ処理場における修繕費の追加に伴う補正でありました。 提出された3案件は、いずれも原案どおり認定、可決されました。 引き続き、令和3年第1回峡南衛生組合議会臨時会について報告をいたします。 令和3年第1回峡南衛生組合議会臨時会は、11月30日に開会され、本町からは新津千吉議員と私が出席をいたしました。 本臨時会に提出された議案は、専決処分案件1件、条例の一部改正1件、人事案件1件でありました。 審議に入る前に、本町における議会議員補欠選挙および議会議員構成の改選に伴い、新津千吉議員が当組合議員に選出されたことが報告されました。 また、身延町においては、任期満了に伴う議員改選により、伊藤雄波議員、伊藤達美議員、深山光信議員、遠藤公久議員、望月悟良議員、柿島良行議員が当組合議員に選出されたことが報告されました。 それでは、まず専決処分案件の内容について報告いたします。 令和3年一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれ総額4億6,657万6千円とするもので、歳出において、し尿処理費84万4千円を追加するものでありました。 内容につきましては、し尿処理場における、し渣コンベアの故障による修繕費の追加に伴う補正でありました。 次に、峡南衛生組合職員給与条例の一部を改正する条例については、人事院および山梨県人事委員会の勧告に伴い、給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、人事案件、監査委員の選任については、委員の任期満了に伴い、監査委員に身延町の望月悟良氏が選任されました。 提出された3案件は、いずれも原案どおり承認、可決、また同意をされました。 以上、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  ここで、傍聴者にお願い申し上げます。 議場内では携帯電話の電源を切るか、マナーモードにして対応をお願いします。 なお、電話での会話につきましては、場外にてお願いいたします。 次に、山梨県後期高齢者医療広域連合組合議会の報告をお願いします。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 令和3年第2回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例会は、10月25日、山梨県自治会館において開会されました。 今定例会に提出された案件は、決算認定が2件、補正予算案2件であり、いずれも原案のとおり認定、および可決されました。 また、副広域連合長の選任、監査委員の選任について同意を求めることについても、原案のとおり同意されました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 令和2年度一般会計および後期高齢者医療特別会計の決算認定に先立ち、監査委員より決算審査の結果報告がありました。 令和2年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を5億2,178万9,806円、歳出総額4億9,403万7,513円、歳入歳出差引額2,775万2,293円を次年度に繰り越すものでありました。 また、令和2年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を1,038億4,490万9,304円、歳出総額を1,015億270万168円、歳入歳出差引額23億4,220万9,136円を次年度に繰り越すものでありました。 次に、令和3年度一般会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれ2,777万4千円を増額し、総額を5億5,116万7千円とするもので、歳入では前年度繰越金の計上等、歳出では基金への積立てなどでありました。 令和3年度後期高齢者医療特別会計補正予算第1号では、歳入歳出それぞれ23億2,528万5千円を増額し、総額を1,077億6,622万8千円とするもので、歳入では、基金繰入金および前年度繰越金の計上など、歳出では、前年度の概算交付金の精算返還金22億8,784万円の追加などでありました。 次に、広域連合副広域連合長の選任が行われ、小菅村長の舟木直美氏が選任されました。 また、広域連合監査委員の選任が行われ、昭和町の田中博愛氏が選任されました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南医療センター企業団議会の報告をお願いします。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  議長の命により、峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 令和3年峡南医療センター企業団議会第3回臨時会は、11月24日に開会され、本町からは、有泉議員、松野議員、秋山議員、高尾議員と私、丹澤の5議員が出席しました。 審議された案件は、承認1件および議案1件で原案のとおり承認および可決されました。 それでは、審議された案件について報告します。 承認は、令和3年度企業団会計補正予算(第1号)で、山梨県新型コロナウイルス感染症医療機関設備整備事業の実施に伴い所要の経費が必要となり専決処分が行われ、その旨が報告され、議会の承認を求めるものでありました。資本的収入及び支出では、病院事業資本的収入及び支出とも4,950万円増とするものでありました。 議案は、令和3年度企業団会計補正予算(第2号)で、新型コロナウイルス感染症の影響により業務の予定量を減らすものでありました。病院事業では、2病院の合計として年間入院患者数を、5,840人減、年間外来患者数は8,033人減とするものでありました。 介護老人保健事業では、2老健の合計として、年間入所者数を2,920人減、サンビューふじかわの年間通所者数774人減とするものでありました。 収益的収入及び支出では、病院事業収益においては2億583万1千円増、病院事業費用においては9,353万1千円増、介護老人保健施設事業収益においては4,480万7千円減、介護老人保健施設事業費用においては674万5千円増とするものでありました。 資本的収入及び支出では、病院事業資本的収入及び支出とも1億1,893万円増、介護老人保健施設事業資本的収入及び支出とも630万円増とするものでありました。 以上、峡南医療センター企業団議会第3回臨時会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  次に、山梨県西部広域環境組合議会の報告をお願いします。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  議長の命により、山梨西部広域環境組合議会の報告をいたします。 令和3年第2回山梨西部広域環境組合議会定例会は、10月28日に開会され、本町からは私、丹澤が出席しました。 本定例会に提出された議案は、決算認定1件、規約の改正1件でありました。 審議に入る前に議会議員構成の改選等に伴い、新たに韮崎市の田原一孝議員、昭和町の樋口敏夫議員、早川町の望月十四朗議員が、当組合議員に選出されたことが報告されました。 それでは、決算認定について報告いたします。 令和2年度一般会計歳入歳出決算認定は、歳入総額1億7,822万7,664円、歳出総額1億879万9,196円で、歳入歳出差引額は6,942万8,468円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金1億7,231万9千円で、歳入総額の96.68%を占めており、本町の負担金は905万9千円で、全体の5.26%でありました。 主な支出は、総務費6,726万9,607円、歳出総額の61.83%、および建設事業費3,511万389円、歳出総額の32.27%であり、主なものについては、職員の人件費、広域ごみ処理施設整備基本構想等作成業務委託料などでありました。 次に、規約の一部改正について報告いたします。 「常勤の職員に対する退職手当の支給事務及び非常勤職員に係る公務災害又は通勤による災害に対する補償事務の事務委託に関する規約の一部を改正する規約」の件につきましては、山梨県市町村総合事務組合へ資格審査業務を委託することに伴い、地方自治法の規定により議会の議決を得る必要があり提出されたものでありました。 提出された2案件は、いずれも原案どおり認定、可決されました。 以上、山梨西部広域環境組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第11番 松野清貴君 第12番 三神貞雄君 第14番 一瀬 正君 以上、3名を指名します。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君)
    △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第8番 高尾貫君。 ◆議会運営委員長(高尾貫君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 令和3年第4回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る11月25日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日12月2日から14日までの13日間といたします。この間、4日、5日、11日、12日を休会日とし、6日、8日、9日、10日、13日を予備日とします。 本日は、この後、承認第10号および承認第11号の2件を一括上程、説明・質疑・採決を行います。続いて、議案第74号から議案第88号まで15件を一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員会に付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 一般質問は6人が行います。 以後の日程でございますが、3日、7日の2日間を各常任委員会の審査日にあて、3日を総務厚生常任委員会、7日を教育土木常任委員会とし、いずれも午前10時から開議することといたします。 14日が最終日の本会議とし、付託案件についての各委員長報告を行うこととなります。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりであります。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告のとおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から12月14日までの13日間とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第3 承認第10号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについておよび承認第11号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについてを一括議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第10号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 承認第11号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 関連がありますので、一括して提案理由の説明をいたします。 緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、専決事項は令和3年人事院および山梨県人事委員会より給与改定が勧告されたことに伴い、関係する2条例の一部を改正するものであります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、報告をし、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  それでは、承認第10号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、ならびに、承認第11号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、改正理由の説明をいたします。 資料は概要資料が分かりやすく明記をされておりますので、併せてご覧になっていただきたいと思います。 今回の改正は、いずれも令和3年人事院および山梨県人事委員会より特別給の改定が勧告されたことに伴い、承認第10号の市川三郷町職員給与条例中改正する必要があり、また併せて承認第11号にあります市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例について所要の改正を行う必要が生じたものですが、特に緊急を要するため、専決処分といたしたものでございます。 承認第10号、第1条では、本年12月の期末手当を改定し、一般職員や特定幹部職員等の期末手当を0.15月分減額をし、再任用職員等を0.1カ月分減額とするものでございます。 承認第10号、第2条では、令和4年度、来年度の2度の期末手当の改定を予定し、一般職員と会計年度任用職員の2回の期末手当をそれぞれ1.2カ月とし、特定幹部職員を2回の期末手当をそれぞれ1カ月分とします。 また、再任用職員につきましては、2回の期末手当をそれぞれ0.675月といたします。 なお、このほか、本町には該当者はいませんが、特定再任用幹部職員におきましては、2回の期末手当をそれぞれ0.575月とすることも含めております。 この人勧に伴う影響額は、一般会計、特別会計合わせて917万7千円となる予定ですが、令和4年3月補正予算で減額をさせていただきます。 続いて、承認第11号、第1条では、同じく町長、教育長の12月の期末手当を改定し、期末手当を0.15月分減額、なお、第2条では令和4年度の2度の期末手当を改定し、それぞれ2.15月分といたします。 附則として、承認第10号は、令和3年11月30日から施行、承認第11号は公布の日から施行いたします。 ただし、いずれも第2条の規定については、令和4年4月1日から施行するものといたします。 最後に、承認第11号の人勧に伴う影響額は11万8千円の予定ですが、こちらも承認第10号同様に、差額は令和4年3月補正で減額をさせていただきます。 以上で、説明とさせていただきます。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することに異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第10号および承認第11号は、原案のとおり承認することに決定しました。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は、11時15分といたします。     休憩 午前10時56分-----------------------------------     再開 午前11時15分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第4 議案第74号から議案第88号までの15議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  議案第74号 市川三郷町副町長の定数を定める条例の制定について この条例制定は、明年度から副町長を置くことを可能とするための条例制定であります。 地方自治法第161条第1項に副町長を置くと規定がありますが、本町では平成20年3月に市川三郷町に副町長を置かないことの条例を制定したいきさつがあります。 しかしながら、本来、地方自治法でも定めるとおり、現在の地方自治体の業務は多岐にわたるため、本町においても例外でなく、町長業務を補佐する副町長を置く必要があるとの認識から、本条例を制定するものであります。 議案第75号 市川三郷町特別職報酬等審議会条例中改正について 新たに副町長を設置するにあたり、市川三郷町特別職報酬等審議会にて副町長の給料の額を審議するための条例、本条例を改正するものであります。 議案第76号 市川三郷町手数料条例中改正について 個人番号カードを利用して、民間事業者の設置する多機能端末器により、住民票の交付サービスを開始することに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第77号 市川三郷町印鑑条例中改正について 個人番号カードを利用して民間事業者の設置する多機能端末器により、印鑑登録証明書交付サービスを開始することに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第78号 市川三郷町国民健康保険条例中改正について 健康保険法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第79号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 全世帯型対応の社会保障制度を構築するための健康保険等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第80号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第7号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ5,022万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ99億5,103万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「繰越明許費」は、追加2件であります。 第3表「地方債補正」は、変更1件であります。 議案第81号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は業務勘定で、規定の予算の総額に歳入歳出それぞれ5,076万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億3,545万6千円とするものであります。 直営診療施設勘定では、規定の予算の総額に歳入歳出それぞれ2万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,617万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第82号 令和3年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ286万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億6,227万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第83号 令和3年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ4万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,479万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第84号 令和3年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ162万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億5,051万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第85号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算総額から、歳入歳出それぞれ346万7千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ11億397万8千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第86号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ35万2千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,407万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第87号 令和3年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ18万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億3,539万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第88号 令和3年度峡南地域教育支援センター共同設置特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、財源更正をするものであります。 その内容は、第1表「歳入予算補正」によります。 以上、提案理由の説明といたします。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いします。 これより質疑に入ります。 3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  ただいま、議長のお許しを得ましたので、議案第74号につきまして、大綱的と申しましたが、条例改正、なおかつ特別職の問題でありますので、多少は奥へ入った質問をさせていただきますが、ご理解の上、お願いをいたします。 まずは、この町が副町長を設置しない条例を制定したのは、副町長を設置しなくてもいい、あるいは設置できない理由があったからではないかと、私は思います。この町の財政状況や、財政規模などの点から、設置しなかったのではないかと、当時思います。 この町の財政は、現在では全国1,740市町村の自治体のうちで、夕張市から数えて40番目に悪い状況になっていることは、町長もよく理解しているはずだと思います。 それなのに、職員給料の3人分の報酬を払う、副町長を置く、財政的に余裕があるのか否か、このへんをまずはお尋ねしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご質問にお答えいたします。 この件につきましては、後の一般質問の中で通告を受けている質問がございますので、そのへんと重複する可能性がありますが、このへん答弁は、私のほうでしてよろしいかどうか、議長にお伺いいたします。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  私のほうからお答えいたします。 一般質問にもあるということですので、今、大綱的な質問ということですので、町長がその節に答えをするということですので、一応ここは町長が一般質問の中で正式に答えるということですので、また後に委員会へ付託をかけておりますので、委員会の席で詳細について、委員外議員の発言も許していただき、発言をしていただきたいと思いますけど、よろしいでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  大変大きな問題でありまして、一般質問と違い、私は本会議の席で当然委員会へ付託はされますが、大綱的、大きな問題ですので、この本会議の席上でお答えをいただきたいなと思います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、答弁をお願いできます。 ◎町長(遠藤浩君)  今、議長も申されたとおり、大変重要な問題ですから、慎重に審議をさせていただきたいというふうに思います。 この後、一般質問でも通告がございますので、そちらを優先させて、ご答弁をさせていただきたい。そこで足りない分に関しては、また委員会のほうでご議論をいただければありがたいと思います。 私は、議論については、正面に向き合って、対峙していきたいというふうに思いますので、ぜひそのへんのご意見を適切にお伺いできればと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  では、町長にお願いをしたいわけですが、当然、一般質問の中でもお答えがあるでしょう、そしてその中で、私の聞きたいことの問題が出ない場合には、委員会でまたしっかりと質問をさせていただきたいと、私はその町長の質問いかんによっては、この条例について、私は反対をせざるを得ないわけであります。ですので、反対したくはありませんので、明快なる答弁をしっかりやってもらいたいと思います。 大変大事な問題でありまして、今の市川三郷の財政を見ても、町長分かってのとおり、今、特別職をよそから、外部から入れて、そして年間1千万からのお金を払う、町の財政状況ではないわけでありますので、その点もよく踏まえながら、委員会等々で説明を、明快なる説明を願いたいと思います。 分かりました。 委員会で続きは質問させていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  それでは、ただいまの件につきましては、また常任委員会で委員外議員として発言をしていただくようにお願いいたします。 3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  なぜ、副町長を置かなければならないかというこの1点だけは、本会議で答弁してもらえませんか。 なぜこの時期に、なぜ副町長を置かなければならないかということについて、明快なる、委員会や、一般質問ではなくて、ここで大綱的な意見の中で質問をしていただきたいと思います。 いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、答弁よろしいでしょうか。 ◎町長(遠藤浩君)  再三申し上げておりますけれども、この後の一般質問の中で、通告を受けておりますので、その中にも同様の内容が含まれておりますので、その答弁をお聞きいただいて、明日、またご議論いただければと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  秋山豊彦議員、ただいま町長が答弁したとおり、一般質問の中でお答えをするということですので、またそれ以外に質問があるであれば、委員会の席でお願いしたいと思います。 よろしくお願いします。 そのほか、質疑ありますか。     (なし) これで質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託します。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 ここで、暫時休憩といたします。 再開は、午後1時といたします。     休憩 午前11時32分-----------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第5 一般質問を行います。 第8番、高尾貫君ほか5名から通告がありましたので、順次発言を許します。 第8番、高尾貫君の一般質問を許します。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  それでは、一般質問をさせていただきます。 まず最初に市川三郷町をどのように推し進めていくのか、町長の所見を伺いたいと思います。 3点にまとめ、質問をさせていただきます。 町長もこの町に生まれ育ち、長い歴史と文化に育まれたこの町に誇りをもって生活してきたと思います。 町長は、この町のリーダーとなりました。さて、9月17日官製談合防止法の疑いで前町長ならびに議員2名が逮捕され、町内に衝撃が走りました。 町民の皆さまも、私ども議員にとっても、また職員にとりましても、大変残念な気持ちがいっぱいであります。今回起きた事件を受けて、町民から多くの叱咤を受けましたし、町民の皆さんには今も不安が残っていることだろうと思います。 「指名競争入札癒着の温床」、「権力集中、進言届かず」など、誇れる市川三郷町が、ゆがんだ町と評されてしまいました。 そこで、今回のような不祥事が再発しないよう町はどのような具体的対策を行い、どのように町政に反映していくのか、最初に町長の所見を伺います。 答弁を求めます。 2つ目は、町民は新町長に何を期待し、何を求めているとお思いでしょうか、町長は何を感じ、この町をどのような方向に導いていくのか、遠藤町長カラーが見えないことが心配の一つであります。 船出は大変厳しいと思いますが、町の将来像について町民に語っていただきたいと思います。 答弁を求めます。 3点目は、本町には、第1次をベースとした第2次総合計画が存在しております。賑わいと住み心地のよいまちをつくるとするならば、まず何が必要となるのかお尋ねをします。 財政難の中、町民のための有効政策を実施していくには、財源が必要となります。財源の捻出はどのように考えているのか、また、将来のことを考え身の丈に見合った財政運営を行うにはどのように考えているのか伺いますので答弁を求めます。 私は、令和3年の6月定例会、そして9月定例会におきまして、総務厚生常任委員会において、実質公債費率について伺いました。 令和元年度の公債費率は9.9ポイント、将来負担率は128.2ポイント、令和2年度は公債費率10.5ポイント、将来負担率133.8ポイント、プラス5.6ポイント増加でありました。国が示している、いわゆる規定内350%内であることは承知しつつも近隣他町村と比べても高い数値であります。 今年度、残念ながら県内ワースト1となってしまいました。また、地方債残高も減となっているものの144億3,821万円と依然として、高い数値となっております。数値を見ただけでも安心できる数値であるとは思いません。 次に、実質単年度収支が3年連続して赤字であります。令和2年度も赤字となり、これで4年連続となります。 さらに、財政調整基金などを含めた残高も41億9千万円の残高があるように思えますが、実際使える額は18億3,100万円くらいということで、公債費や将来負担比率、実質単年度収支の赤字といった事実を考えると、この町の財政のあり方等について真剣に考えていかなければならないと思いますが、町長としては対応策をどのように考え、今後どのように改善をしていくのか伺いますので答弁を求めます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの高尾貫議員の一般質問にお答えをいたします。 市川三郷町をどのように推し進めていくのかについての1点目、不祥事再発防止のための具体的対策につきましては、11月22日臨時会で提出の議案およびお示しした所信のとおりでありますが、行政のクリーン化に向けて、まずは官製談合事案等検証のための第三者委員会の設置、町監査委員選任における識者の経歴の範囲の拡大、入札に係る指名会議構成員からの町長除外、ふるさと春・夏・秋・冬まつりの会長職の改正に取り組んでまいります。 2点目、町の将来像につきましても所信表明のとおりでございます。 本町にお住いの皆さまが地域を愛し、地域を誇り、地域に暮らす意義を実感していただける「住み心地の良い町」日本一を目指し、新しい地域経営、人材育成、医療・介護、経済・産業、交通・インフラ、防災・安全、住まい方の視点から政策につなげてまいります。 3点目、財政難の中、身の丈に合った財政運営の考え方についてであります。まずは、本町の財政状況について意識を共有いただいていることについてありがたく感じております。 議員のご指摘を真摯に受け止めるとともに、現実を的確に捉え、財政再建に取り組んでまいります。まずは、令和4年度当初予算編成におきまして徹底した事務事業の見直しを指示するとともに、経常経費の削減に取り組みます。また今後、所信表明でも申し上げたとおり、個人を対象にした町単独の給付型事業の事業効果を検証し、より広く事業効果が波及する公共支援型の事業に転換し改善を図ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  まず、所信表明で提案をさせていただいていることは重々承知でございますけれども、少しアバウトすぎて、町民には非常に分かりにくいので、私のほうから具体的に質問をさせていただきますので、それに答えていただいて、それをしっかりと町民の皆さんに、私も含めて伝えたいと思いますけれども、最初に私はぜひ町長頑張ってくださいという励ましの言葉を向けていきたいと思いますし、もちろん議会もそういう意味では一生懸命頑張っていきますけれども、第三者委員会の検証結果を待って、もちろん今後の入札方法など、そのあり方については、もちろん検討はされてくると思いますが、まず具体的にお尋ねいたしますけれども、入札の種類が大きく分けて3つあるわけでございますけれども、町自体はとりわけ一般競争入札を取り入れていくのには、原則だというふうに言われているんですけども、もちろん指名競争入札や随意契約も悪いとは言いませんけれども、その一般競争入札、さらには指名競争入札のメリット、デメリットというのが答えられますか。 お答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  現時点でのメリット、デメリットについては、特に私自身、研究はしてございませんが、一般的な感覚で申し上げますと、学術的には一般競争入札がよいだろうというような認識でございます。 ただそれが、地方自治の小さい町の中で公共工事を行うにあたって、それが適切かどうかということは、今の時点では判断がつきません。今後、検証委員会の、第三者委員会の検討を待って、またその方針については考えさせていただきたいというように思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  大変難しいとは思いますけれども、一般競争入札が原則になっているということはご理解いただけますよね。 それで、もちろん一般競争入札にすると、私も非常に心配をしております。というのは、その門戸を広げることによって、町内業者が場合によってはその契約から外れるという、その可能性が大きくなる、今までよりかも。ということは、私も承知をしております。その意味でいけば、これは他の市町村の話をしてはいけませんけれども、ある市においては、ある町においては、職員の不祥事、あるいはそれぞれの担当課のいわゆるトップがですね、ある意味では不祥事を起こしてしまって、結果的には数字、具体的に申し上げますと1千万円以上の基準に、いわゆる上限基準を下げてしまう、そして答えられるかどうか分かりませんけれども、そういったことをこれから可能なのかどうか、そういったことも町としては検討をしていかなければならないわけですけれども、もしそういうふうになったときに、町内業者に対して、町内業者に理解を得なければなりませんから、そういったことへの育成を図るための、いわゆる理解を得るための育成をするにはなりませんけれども、そのへんの方策というのは、今後の課題ではありますけれども、もちろん、そのへんの考え方を持っているどうかだけ伺わせてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  もしこうなったらという仮定のご質問でご答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、他の自治体の例でも1億円の基準を1千万円下げるのに、3年くらい周知等々の期間がかかったというようなこともございます。 そういったこととか、あるいは公募型の指名競争入札ということもございますので、いろいろな観点から研究をしてまいりたいと思います。 これは第三者委員会のご意見も聞きながら進めたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  私もここでは数字的には、正直言って町内業者に迷惑がかかることもありますから言えません。しかし、ぜひ今回のような不祥事が起きれば、やはり一般競争入札を入れざるを得ないだろうということだけは、この場で私は申し上げておきたいと思います。 そのための理解を業者の皆さん方には、どういうふうに育成も含めてしていくか、そこはしっかりと押さえておいてほしいなというふうに思います。 それで、11月5日の新聞でしたけども、山日紙上でありますけれども、事前の入札業者は公表しない、後刻、入札したすべての業者を公表すると、入札価格の公表も行うというふうに掲載されておりました。そこで気になるのは、そういう形でいくのはいいんですけれども、第3者委員会という話になってしまうと、そのときの山日に報道したときの、いわゆる報道サービスですね、どういうふうにしてきたのかと気になりますから、そこだけ教えておいてくれますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  報道各社の取材に対しまして、現在行っていることをお答えさせていただきました。変更も含めてです。これまでやってきたことと、新しく変更したことを含めまして、取材に応じさせていただきました。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  それは分かりました。そのときに併せて、その前後だと思うんですけれども、指名選考委員会には町長は入らないということと、それから所信表明でも町長の表明の中でございました。ただ、これ気になるのは、首長は選考委員会に入っていませんから、何か大きなことが起きたときに、それは職員がやったことだからというふうになってしまうと、これはちょっといただけないですから、指名選考委員会に町長は入らないというのは、これはこれでいいと思うんですよ、しかし、その後の何か起きたら、何か起きないが当然だと思いますけど、起きたら責任は誰がというときに、職員がとるというのは、私は理解はできないなということを、質問しておきたいと思うので、それの確認を取りたいと思っています。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  またこれは仮定のご質問で大変恐縮なんですが、その点についての答弁は差し控えたいと思います。 そのケースバイケースだと思いますけれども、どういう事例があってということで対応させていただきたいと思いますが、その時々に対して適切な対応をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  その時々ですか、責任はやっぱりしっかり取っていただきたいというふうに、何が起きてもやっぱり最後は町長にしっかり責任を取っていただくということになると思います。これは責めているわけでもなんでもございません。そういう事例が起きないということを前提に話をさせていただいています。 それから、指名競争委員会で会議録を作成するということになっていたんですけれども、なぜ、これはなぜですね、クエスチョンです。なぜ会議録が作成されなかったのか、今後はすべての選考委員会などの記録は残すということで、これは確認をしたいと思いますけれども、なぜ会議録を残すことができなかったのかと、イコール、記録は今後残すのかという、その2つについてご答弁いただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  私もこの4月から財政課へ異動ということで、その引き継ぎの中で、特に会議録等の作成はこれまでも行っていなかったということで、それ以降も、4月以降も行っておりませんでした。今回、このような事案が起きたということで、経過をすべて残しておいたほうがいいだろうということに行き当たりまして、今後、会議録を残すという方向で進めてまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  ぜひそういうことでお願いをしたいと思います。 続きまして、職員のこの間もずっと出ておりましたので、お話しさせていただきますけれども、職員の人材育成のあり方について、どのように考えているのか、まず伺いますけれども、地方自治体職員、国家公務員は職員倫理規定があるんですけれども、地方自治体職員には倫理規定が定めていないというふうに、私はそういうふうに理解をしているんですけれども、つまり、何を言いたいかというのは、コンプライアンス、いわゆる法令順守でですね、やはり人材育成ですから、今回のような不祥事のときには、おいAをBに替えてくれ、BをCに替えてくれということがあったみたいなんですけれども、ただそれもまだ捜査中ですから、まだ多くは語りませんけれども、いわゆるものが言えるというか、意見が言える職員の育成をやっぱりしなければならないだろうというふうに思うんですけれど、これはやっぱり規則、自治体職員ですから、当然法と規則と規定で職員は動いているわけですから、いわゆる法令順守ですね、そこのところをしっかり人材育成をしないと、していかないと、また同じことの繰り返しになると、いわゆるものが言える職員をどう育成するかと、そこをちょっと伺いたいと思いまので、総務課長かな。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  本町にもですね、人材育成基本方針という人材育成のプログラムというか、方針が定められていますが、これが正直なところ、ほかの自治体と比べてだいぶ規定されている部分が弱いというふうに、私どもとしては認識しておりまして、この部分をしっかりブラッシュアップをして、ほかの町に負けない人材の育成ができるための基準を定め、それから必要な研修をしっかり受けて、それぞれの職域に応じた責任が果たせるような人材を育てていきたいというふうに思っております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  それはそういうことで、よそより弱かった、結果的にこうなってしまったということですけど、これはそれぞれのセクションの課長とかが悪いとか、誰が悪いとかということではなくて、庁舎全体でそれは法令順守に基づいて、法と規則と規定の中でのしっかりとした仕事をやっていれば、こういう問題は起きないということを、改めて申し上げておきたいと思いますけれども。 私は、今はやっていないのかな、職員のグレードアップを図るのに、今から何年くらい前か、10年、15年、もっと前かな、県庁に、例えば市町村課に職員を送り込んで、そしていわゆる県庁の雰囲気、あるいは他市町村の雰囲気をしっかりこれをつかんできて、そしてそれを町に帰ってきて、町の中で庁舎の中でそれを共有する、そしてさらに例えば市町村課に行っていた場合は、その他の市の職員との交流を深めたり、コミュニケーションを図ったりして、そして自分を高めてきたわけですよね、高揚させてきたわけです。 そういう意味での、今後ですね、大変だと思いますけれども、それは毎年度やるべきではないかと、幾年に何人送るか分かりませんけれども、それは私の言うべきことではありませんが、それも一つの人材の育成になるんではないかなと思いますけれども、そこはちょっとしっかりと答えていただければと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご質問にお答えいたします。 職員の意識向上、レベルアップのために人材交流、人材派遣が必要ではないかというご指摘でございます。今後は、このご指摘を真摯に受け止めて、今後の政策に反映させていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  ぜひそういうことでお願いをしておきたいと思います。 そこで、少し今度は財政面の部分で質問をさせてください。 町長の目指すまちづくりについての構想が、お守りではありませんけれども、一応持っていますけど、これはお守りではありません。ということでですね、7項目あるんですね。8項目ですか、7項目。 改めて伺いたいと思うんですけれど、決断力と実行力が伴うことは大事であると、この中で言っておりますけれども、経済と産業についてですね、これは町長の得意な部分かどうか分かりませんけれども、どんなふうに考えているのか、ちょっとそこだけ聞かせていただければと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご質問にお答えをいたします。私の選挙時における政策ビラに関して、大事にお持ちいただいていることに感謝申し上げたいと思います。 これはあくまでも政策を推進するにあたっての観点で公表したものでございまして、今後、これを第2次総合計画、あるいは町の計画等に整合性を取らせて、政策として令和4年度当初予算などに反映をさせていければというふうに思っております。そういう中で、1つは11月22日の臨時会でお示しをさせていただきました、監査委員の選任、また第三者委員会の設置、これらが新しい地域経営という考え方の中から出てきた政策というふうになります。 また、今後、経済、あるいは産業、このへんについても町の事業として盛り込んで提案をさせていただきますので、そのときにご議論いただければというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  少し具体的に入ります。この政策のビラの中でも触れておられますけれども、野菜工場の話があります。六郷インター付近に誘致をし、付近の開発を行うということでありますけれども、この発想は、私は受け入れられると思いますし、町民の皆さんもたぶん理解されると思いますけれども、どのような規模で、いわゆる民間会社であれば何社くらい入るのか、そして町としてはどこまで関わるのか、私は工場が来たり、そういったことが来ることによっての雇用拡大という意味では歓迎はできるものでありますから、少し詳しく、承知している限りで結構ですので、空想でなくてお話しいただければありがたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今の時点で規模、あるいはどういった例えばその種類、野菜の種類とかですね、そういったことを明言できないところでございまして、今後、政策として反映させていただければ、その時にご議論いただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  というのは、これは公選ビラで配られているんですよ、10月31日、この公選ビラで配られているから、町民はものすごく期待をしてしまっているんですよね。新町長に対する期待というのは、あとで病院の話も出ますけれども、そういう意味でこれ、言葉は悪いが、あまり使わないほうがいいな。非常にやっぱり町民は期待が大きいものですから、このチラシを見ただけで、何かやってくれるんだ、何かするんだなというのが、非常にあるんですよ。そこをやっぱりしっかりとしていただかないと、もちろん、先ほどの話も第三者委員会なり、あるいはさまざまな政策の中に生かしてくるという、これはいいんですけれども、ちょっとそこはあえて、時間もありませんから、多くは語りませんけれども、ぜひこういうことであれば、これ以外の工場もやはり呼び寄せるような力を、議会も、そして皆さん方も行政も一緒にやろうよというところがないと、これは無理だろうと、そして町民に安心、あるいは幸せというものを与えるようにしていかないと駄目じゃないのというところを、私は申し上げておきたいと思います。 あえて答えは求めません。 もう1点、防災安全の関係でございます。ここも、交番の存続とありますから、交番がなくなるのかなという町民がいました。意味分かります。交番などの存続とあるんですよね。存続ということは、交番はなくなるのかなと、片一方ではそう思うわけですよ。何かつかんでいるんですか、教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  安全安心の提供のためには、行政としてはその存続は必要であると認識をしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  ということは、この話は別に県議会でも、どこでも話題には上がっていないという意味でいいですね。 そういうことですね。 私のほうが先走ったのかな、でもこういうふうに書かれてしまうと、存続とありましたから、私は将来、交番がなくなってしまうのかなということの心配をしてしまいました。 最後に、この部分の最後だけ、個別支援型と、公共支援型というのを、この間、公共支援型を優先するという話が、今日も話がありました。所信の表明でもありました。少しすとんと落ちていませんので、もう少し具体的にお話ができるようであれば、説明を、町民の皆さんにしていただければと思っています。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今その検証を始めようというところでございまして、これを令和4年度予算に反映をさせるわけでございます。 そういったところで具体的にご提示を申し上げたいというふうに思いますけれども、議会の先生方には、当初申し上げましたように、できるだけ早い段階で方針等は、質問等に反映できるような形で、説明会のようなものをさせていただければというふうに思っておりますので、そういう方針が固まり次第、ご提示申し上げたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  どうしても今日は、具体的なやり取りではなくて、抽象的な若干やり取りになってしまっていますけれども、これは仕方がないのかなとは思っていますけれども、以降の常任委員会、ないしは次の議会にはもう少し具体的に詰めていきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。 そのとき、機構改革の話がされました。ここはしっかり私も抑えておかなければならない立場なんですけれども、一言で言えば、効率化による職員の首切り、これをやると町民へのサービスが低下します。これはぜひ避けていただきたいと思いますので、ここはあえて答弁を求めます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  機構改革イコールその要するに首切りということではございません。人員整理ということではございません。AIや、コンピューターなどを活用して、人でできるものは人、機械でできるものは機械という割り振りをしていく。また、その原資となるようなことを、さっそく県の指導の下、手がけておりますので、今後、こういった形でお示しできるような具体的な事例が出るように、早い段階で説明できるような方向性を示したいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  ぜひそういうことで、私もあえてお願いをしておきたいというふうに思います。 それでは、次の、2点目の質問に入ります。 次の質問は、過疎地域持続的発展計画が9月に示されました。総合計画との整合性をどのように推進するのかお尋ねをいたします。 本町においてさまざまな政策を策定しても、少子高齢化と人口減少は歯止めがかからない状況にあります。 9月議会定例会におきまして、過疎地域持続的発展計画についての5カ年計画が示されました。当該計画の中で、町民にとって切実な買い物弱者、買い物難民、いわゆる買い物困難者が増加傾向にあると考え、私はこの中に、一項付け加える必要があることから質問します。 1つ目は、人口減少と高齢化による過疎化の影響と大型店の影響を受けて街の中のいわゆる生鮮食料品販売の小売店が減少してまいりました。 こうした状況下で、徒歩で販売店までの距離500メートル以上の町民、今後、免許証の返納などにより、車を保有しない人が増加するものと考えられます。 そのため、日常の買い物困難者はますます増加するものと思います。その点についての受け止めと対策をどのように考えているのか伺いますので答弁を求めます。 2つ目は、本町でもすでに業者による移動販売など実施されております。 私は、買い物困難者対策は一過性の対策で解消されるものではないと思っています。持続的な対策が必要と考えておりますが、いかがでしょうか。答弁を求めます。 人にやさしいまちづくりとして、総合計画にもありますように、町は計画に沿って実態を把握し、対応策を見出していただきたいと思います。 日常の買い物に不便を感じるか否かは、人それぞれの生活環境によるものと思います。 健康状態、経済状況、それから店舗までの距離、買い物に用いる交通手段、あるいは家族構成、ご夫婦で住まわれているのか、一人暮らしなのか、あるいは子どもがいるのかなど、実態を把握するためのアンケート調査など行い、行政としての改善対応策が必要かと思います。答弁を求めます。 3つ目としては、過疎地域持続的発展計画の基本構想や基本計画の中に、具体的に買い物困難者対策を明記すべきものと考えます。これらを政策提言するものであり、ぜひとも私は、いわゆるこの計画の中に入れるべきではないかと思います。答弁を求めます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの高尾委員の質問にお答えをいたします。 過疎地域持続的発展計画と総合計画との整合性をどのように推進するのかについての1点目、日常の買い物困難者の把握と対策についてであります。少子高齢化による人口減少、核家族化の進行等により、買い物、医療、交通といった生活に必要なサービスの確保が困難な地域があることは承知しております。 本町では平成28年から、生活支援体制整備事業として、「市川三郷町あったらいいな!を作る会議」を設置し、これまで述べ27回会議を重ねてまいりました。この中で高齢者の居場所・交流の場や、高齢者の交通手段、買い物支援など、本町における生活課題について意見を出し合い、住民参加型有償ボランティア「こまりごと手つだい隊」を立上げました。本年度からは生活支援体制整備事業をさらに進めていくために、身近な地域の中での支え合い活動の推進を検討しております。 2点目、アンケート調査と改善対応策についてでありますが、町では令和2年3月の第三次地域福祉計画策定にあたり、18歳以上約500人にアンケート調査を実施いたしました。その中で生活の中で困っていることとして、「買い物が大変」、大変って困っているという意味です。が19.2%の結果が出ておりますが、経済状況、買い物に用いる交通手段、家族構成などの問いはありませんでした。今後関係課と協議する中で、詳細なアンケート調査を実施するか検討してまいります。 3点目、過疎地域持続的発展計画に買い物困難者対策を明記すべきについてでありますが、町では、地域共生社会の実現を目指し、地域全体で高齢者の生活を支える体制づくりに着手しており、住民同士の支え合いによる移動支援や買い物支援の活動につなげていく取り組みを進めてまいります。しばらくその動向を見極めて判断したいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  9月にこれは常任委員会で質問した部分を、あえて一般質問に、これは町に一項を入れて固めてもらうために、実は一般質問でしたわけでございますけれども、なぜかといいますと、このことを所掌するといいますか、監督官庁は、実は今はないんですよ、国に、厚労省でもないし、内閣府でもないし、どこにもないんですよ、国交省でもないし、要するに先ほど申し上げたように、たくさんの例があるわけですよね、いわゆる困難者には、したがって、省庁が一括まとめできないんですよ。本来は内閣府がやるべきなんだけども、というところで、私は、全国に先駆けて、市川三郷町はこういった大きな課題があったから、この際、こういうことでもやって、しっかりと全国にアピールしたらどうだという投げかけなんです。私が投げているのは、それは大変普段から関係課で、さまざまないわゆる今言っている出張販売、移動販売の方々が何をしているのかということについては調査をしていますことも、事実承知しています。 しかし、それはそれとして、こういった大きな課題を少し、これはそんなびっくりするほどお金がかかりませんので、そういったことから手を付けて、市川三郷町をもっと全国にアピール、不祥事でアピールではなくて、いいことでアピールしたいなという思いからの発想ですので、ぜひそこは取り入れるという方向でお願いをしたいなというように思いますけど、再度お願いをいたします。答弁を。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの非常に有益な、有用なご発言をいただきまして、感謝を申し上げます。高齢化の進む自治体といたしましては、大変重要な課題だというふうに認識をしております。行政として、何ができるのか検討させていただき、令和4年度予算に反映をさせるべく努力をしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  ありがとうございます。 それでは、次の質問に入ります。 市川大門地区の交通ネットワーク機能を強化し、都市計画道路の整備計画を実施に移す考えはあるのか伺います。 1点目は、町長の掲げる「アクティブ心のまちづくり構想」で快適な社会生活と活発な経済活動のできる交通基盤整備と必要な道路網の整備についてお尋ねいたします。 道路は、人・もの・情報・経済からの日常生活を支える最も重要なインフラと位置付けております。 移動手段が自動車への依存度が高い本県、とりわけ本町においても町民の皆さまより、道路基盤整備を進めてほしいという強い要請があります。事実あります。 平成15年3月には、市川地区中央部まちづくり懇談会から、役場前道路の整備を優先し、北線から中央通りまでの南進区間の整備、さらに中央通りから南線までの区間が計画され、地域住民への説明会も何度か開催をされたと聞いております。 関係する町民はなぜあの計画は進まなくなってしまったのかと、疑問に思われている方々が今も多くいます。 町長は、この計画に今後どのような考えをお持ちなのかお尋ねいたします。答弁を求めます。 2つ目は、都市計画道路の整備するということは、地震や災害などの防災機能が備わっていなくてはなりません。また、急病人が発生したときは、速やかに救急対応が求められ、最近は高規格救急車が多くなりましたけれども、進入できない狭あい道路や袋小路の心配が存在します。 今後整備が必要と思いますが、町長はその点についてどのように考えているのかお尋ねいたします。 答弁を求めます。 さて、3点目ですけれども、当時、平成18年から19年ころ、中央駐車場から南線通り区間の立退き補償費用を含むと、これは答弁書にありましたから言っているんですけど、約18億円は必要と言われたそうでございます。 現在の土地評価、建物評価などに換算すると予算はどのくらい確保すればよいのか概算で結構ですので、改めてお尋ねします。答弁を求めます。 その上で、過疎特別債などの活用は行わず、都市計画道路は町が造らなくてはなりませんが、国や県にお願いをし、補助金などを活用し、埼玉県の秩父地方からくる140号線、それから富士川町の国道52号線に連絡する国道、国道と国道を結ぶ連絡する道路と、そしてそれに合わせて県道四尾連湖線の観光連絡道路として活用できるように、先ほど言った南進区間の整備が必要でないかということを、それが活用できるように、国・県に働きかけてはどうかと思います。これは政策論として、私は答弁を求めたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご質問にお答えをいたします。 市川大門地区の交通ネットワーク機能を強化し、都市計画道路の整備計画を実施に移す考えはあるのかについて、1点目、北線から中央通りまでの整備と中央通りから南線までの整備計画についてであります。都市計画道路役場前線の南進計画は本町の都市計画において合併以前より市川地区中央部のまちづくりを進める上での最も重要な課題と認識をしております。 これまで平成17年、18年度の2カ年をかけて道路概略計画を立て、沿線住民を中心に3度の説明会を開催し、地域の合意形成を図るなど事業実現に向けて整備を進めてまいりましたが、平成19年5月に病院問題など当時の重要な課題が山積する中で財政面や町民・町議会の意見などを総合的に判断し計画を白紙に戻すことを決断し、平成19年6月定例会において答弁したいきさつがあります。 計画を白紙に戻してから10年以上が経過しておりますが、役場前線の南進計画は現在も本町のまちづくりの基盤となる重点整備路線として位置づけられております。 町の上位計画であります、国土強靱化地域計画や第二次総合計画と整合性を図りながら、整備区間に関わる地域住民の考え、町民・議会の意見、また有識者の提言を集約した上で、来年度から見直しに着手いたします、市川三郷町都市計画マスタープランにおいて整備方針を示し、事業実現に向け取り組んでまいります。 2点目の、狭あい道路や袋小路の整備についてでありますが、市川地区中央部をはじめ、古くから形成された市街地は、木造住宅の密集や老朽化、地区内道路の不備等の問題を抱えております。これらの課題解消に向け、平成17年度より狭あい道路拡幅整備に関する要綱を制定し、土地所有者のご理解とご協力をいただきながら建築行為等に伴った道路後退を推進し、町内生活道路の狭あい部270カ所を改善してまいりました。今後も要綱の見直しや助成金制度の充実、また木造住宅の耐震診断や建替え事業による整備を進めるなど、防災機能の強化と狭あい道路の解消に努めてまいります。 3点目、南進計画の現在の整備予算についてでありますが、農協前県道交差点から南線まで延長335メートル、幅員は役場本庁舎前と同じ16メートルで整備すると仮定した場合、概ね現在15億円の予算が必要と考えられます。また、整備の財源となる国・県の補助金、交付金の活用につきましては、都市計画事業メニュー以外にも観光面や防災面などあらゆる施策の活用を検討し、自主財源の削減に努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  考え方はおおむね、私も分かりました。 できるだけ国や県に、働きかけをして、やっぱり補助金をうまく使えるような、そういう仕組みをぜひ中央省庁に足を運ぶなり、県庁に足を運んでいただいて、しっかりとご対応をお願いを、あえてしておきたいというふうに思います。 2021年度と2026年度にグランドデザインの策定ということになっているんだけれども、関係課長どうぞ。 そのいわゆる進捗状況かな、それが分かれば教えていただきたいと思うんですけれども、土木整備課長かな。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  お答えします。 市川三郷町のグランドデザインの策定と推進の検証についてでありますけれども、こちらのほう、リニア中央新幹線の駅が、位置の確定が遅れまして、県の都市計画マスタープランの作成もこれに伴って遅れました。 県の都市マスターの作成を受けまして、本町の都市計画マスタープランを来年度作成予定でございまして、これに合わせて検証してまいります。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。
    ◆8番議員(高尾貫君)  そのときは必ず議会にそれをしっかりと教えていただきたいということを、ここで申し上げておきたいと思います。 それで、これもできれば着手してほしいなと思うんですけども、当面、文教通りは非常に電信柱といいますか、東電やNTT、CATVなどの電線が通っていて、電柱を避けるのは大変だと思うんですけども、それらを今、国交省は電線の地中化を推進しているわけですよね、これは少し大変ですけども、せっかく新しい高校ができたこともありますから、まさに文教通りといわれているわけでございますから、その文教通りをしっかりと当面、16メートルにできなければ、当面それを推進していくような方向で、働きかけができないのかということと、そしてもう1点は、その南進まで向こうに開けることによって、一方通行がなかなか解消ができないということであれば、それの一助になるんではないかなという、そんな思いもありますので、そこもぜひ頭に入れておいていただいて、関係機関での働きかけを、お願いをしておきたいと思います。 これは答弁は結構ですので、ぜひそういうことにお願いをしたいと思います。 次の質問に入ります。 4点目の質問に入ります。 峡南医療センター市川三郷病院について町長の所見を伺います。 1つ目、決断と実行力を医療と介護、感染症など未知なる脅威に対応するまちづくりを拝見させていただきまして、町長の医療・福祉政策に対する考え方を拝見して、大変心強さをいただいたような気がいたします。 私は、平成27年12月第4回定例会、そして平成29年12月第4回定例会におきまして、市川三郷病院の建て替えについて、当時の開設者に質問してまいりましたが、その策は、一向に進まなく現在を迎えておるところであります。 そこで、町長に改めて町民の声として質問いたします。 市川三郷病院の建て替えについて具体的には、どのような考えをお持ちなのでしょうか、お答えください。 新町長のまちづくり構想の1つ、峡南医療センター市川三郷病院の建て替えに伴う政策として示したことで、町民からの期待というのは非常に大きいと思います。 今後、町として企業団にも病院建て替えを強く求めるためにも、整備基本計画、実施設計、建設工事の時期、あるいは総工事費、医療事業費、医師確保の数、医療従事者数などの確保について、本町としての仮称・建設協議会などを立ち上げていくことを提唱してまいりたいと思います。 町民に新町長として、せっかくここに書いていただきましたから、市川三郷病院建て替え、ここまでしか書いてありません。建て替えるとも書いてありませんし、建て替えないとも書いてありませんから、ここはしっかり答えていただきたいと思うんですけれども、町民の皆さんにその気持ちがあるのかを、ぜひ聞かせていただきたいと思います。答弁を求めます。 2025年を迎え、団塊の世代が75歳を迎えます。高齢社会が一段と加速してまいります。 一方、新型コロナ対策も町としては、最大限の取り組みはしてきました。今後建て替える病院はパンデミック対応のできる病院として、国、すなわち厚生労働省、および山梨県に働きかけ過疎債などは活用することなく、国・県の支援を得て建て替えを推進していくことを考えていただきたいと思いますがいかかでしょうか。答弁を求めます。 これは峡南医療センターに対してものを言うことも含めて、町長のお考えを聞いているということであります。町長のお考えが出たところで、私も峡南医療センターの組合議員になりましたから、町長の言葉をお借りしながら、反映をしていきたいというように思っています。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご質問にお答えをいたします。 峡南医療センター市川三郷病院の所見についての、第1点目、仮称建設協議会の立ち上げについてであります。今回の町長選挙に挑むに当たり、公約として、富士川病院との役割を分担した市川三郷病院の建て替えを推進する旨、公表いたしました。 私といたしましては、峡南医療センター設立当初からの議論を踏まえ、市川三郷町長として企業団に対し公約推進のために取り組んでまいります。 市川三郷病院建て替えの必要性を認識し、自発的に仮称建設協議会を立ち上げられるのであれば、行政としてもこれを支援してまいります。 2点目、市川三郷病院の建て替えは過疎債ではなく国・県の支援を得て推進をにつきましては、建て替えることとなった場合という仮定でのご質問で答弁は控えさせていただきたいと思います。 元より、市川三郷病院を建て替えるという目的に向かって取り組んでまいりますので、病院の機能、建て替えの財源につきましては、ご指摘も踏まえ最適な事業にしていきたいと存じます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  いわゆる建設協議会、これは町の中に議会も含めて、職員の皆さんも含めて、町長が先頭になって作っていただくことが、より早道ではないかと、2回ほど私も質問をしたんですけれども、一向に進まなかったというのもあるんですけれども、それはそれぞれその時々の理由があったと思っています。それは理解をしているところであります。ただここまで来て、市川三郷病院がすでに耐震の年もかなり厳しくなってきていますし、それからいわゆるドクターが、今あるような市川三郷病院のようなところに、ドクターが来てくれるかというと、これもまた一方心配なところもあるわけでありますよね。だから、これは峡南医療センターとして、いわゆる富士川町と市川三郷町でありますから、そこの理解、2つが合致しなければできないと思うんですけれども、協議会を立ち上げることによって、こういう方向でいくというふうなことがしっかりと出せていかないと、これは前に進まないのかなというふうにも思います。 私が全部しゃべってしまうとあれですけど、町長あれですか、建て替えるかどうかということについて、建て替えるという方向で建て替えるというより、建て替えてもらうということだな。峡南医療センターとして、市川三郷病院として建て替えていく、建て替えなければならないという考え方をお持ちなのかどうか、それをもう一度聞かせてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げましたとおり、公約といたしましては、病院の建て替えを推進するということでございます。それに向けて努力してまいります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  国会議員もいますしね、山梨県に衆議院の先生が3人いるわけですよね。参議院も入れれば7人くらい国会議員の皆さんがいますよね。だからそういうところに働きかけをしながら、堀内さんとか、大臣ですから、それから中島さんだとか、あるいは中谷さんがおります。具体的にやっぱり働きかけをしていく必要があるんではないかと、そういうチャンスも実は何年か前には実はあったんですよね、県議時代ですから、承知していると思うんですけども、それが進まなくなってしまったと。これは私も十分承知しているんですよ。なぜかというと、福祉保健部長から、みんなあそこは副知事になっていますからね。その副知事たちはみんな協力しますと言ってくれたんですよ。最初の大沼から始まって、ずっと平出君まで全部、ああ大丈夫です、何とかしますよって、決断してくれないんですここが。そういうことも含めて、ぜひ町長には汗をかいていただきたいなということだけ、申し上げておきたいと思います。 ぜひお願いをしたいと思います。私のほうからも、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  繰り返しになりますけど、建て替えに向けて努力してまいる所存でございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  議事録に載りますんで、そこは踏まえてぜひしっかりと対応をしていただきたいというふうに思っております。 それでは次の質問に入ります。 第5点目の質問に入ります。 外部人材を活用したクリーンな行政運営についてということでお尋ねするわけでございますが、この私が一般質問に出したのは、11月5日でしたから、それからは新聞報道などで、あるいはまた新町長の所信の中でも考え方がいくつか出ておりましたから、その点については多少質問で前後する部分もありますけれども、質問させていただきます。 町長は、副町長を置く考えがあるのかお尋ねします。これはまだ置くということを聞いていなかった段階でしたので、こういう質問になりました。 人事問題に口をはさむつもりはございませんが、合併して17年新町長も誕生したということから、権力の分散を図ることの一つとして、副町長の設置は良いタイミングだと思います。 しかし,設置するにあたり、先ほど第1問目の質問の中で、財政難について触れましたが、町の財政は非常に厳しい状況にあります。あと何年持つのかという心配を持つ人もいますし、いやそれは町民の税金だけども、財布が別々だからなという人もいますけれども、非常に財政難には厳しいということはあると思っています。 改めて人件費が嵩むこととなるわけですけれども、町民に理解されると思っていますかね。考えているのでしょうか、率直な思いを伺いたいと思います。答弁を求めたいと思います。 2つ目は、外部人材の活用とありますけども、何を基準にして配置していく予定なのか、そこは町民に分かるように説明していただきたいと思います。この2点です。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの質問にお答えをいたします。 外部人材を活用したクリーンな行政運営についての答弁でございます。 1点目、副町長を置く考えについてであります。副町長の設置についてご理解を賜り感謝申し上げたいというふうに思います。 本議会において、来年度から副町長を置くことを可能にするための、市川三郷町副町長の定数を定める条例の制定を上程いたしました。 先に申し上げた提案理由のとおりでありますが、副町長を置くことにより、複雑、多様化する町民ニーズを的確に捉え、公平、公正で速やかな行政運営、国や県、企業など関係団体との連携強化につなげてまいりたいと考えております。 また、外交活動を活発に推進でき、外部目線により新たな発想や客観性を持った行財政改革に取り組むことができると考えております。 これまでの副町長を不在としていた行政組織が町長の権限の一極集中となり、今回の官製談合事案の一因と指摘されていることからも、重要な役割を担うと認識しております。 人件費につきましては、本年度と明年度の増減を比較した場合、退職職員と新採用職員との人件費の差、派遣、交流人事、今回の人事院勧告による改定等を勘案し、正式には令和4年度当初予算でお示しを申し上げますが、人件費の高騰は想定しておりません。 2点目、外部人材の配置・活用基準につきましては、これまでに町監査委員、第三者委員会、副町長についても提案させていただき、客観性や新たな発想を期待するものでございます。 今後もその都度ご提案させていただきますので、引き続きご理解賜りますようにお願いを申し上げます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質疑はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  2つちょっともう一度お答えいただきたいんですけれども、人件費の高騰は考えていないという答弁をいただいたのかな。それともう1つは、第三者委員会にこの件についても提案するというふうに答弁されましたか。 そういうふうに私は受け止めてしまったんですけれども、もし違っていたら、再度答弁をいただけますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  人件費の高騰は想定はしていないということでございます。 それからもう1つ、第三者委員会、これは考え方、新しい行政の考え方から来ているものでございまして、外部人材、外部目線を活用することによって、新たな発想、また客観性ですね、これを期待するということでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  よく分かりました。 そこの部分だけは分かりました。 それで、今朝もちょっと条例のところの説明のところで、秋山議員が触れましたので、私はそこを触れませんけれども、また常任委員会でやっていただきますけれども、もちろん別途の常任委員会で私もやりますが、財政状況の中で、町長の給与の、この間の説明だと8割が、例えば町長は750万か800万くらいですけれども、それの8割ということになると、やっぱり高騰しない、するのは別にしても、それだけ人件費がかかるわけでございますけど、人件費をできるだけ抑えていく、あるいは財政を状況を見ながらやるということになるわけですけれども、条例は条例として廃止をし、条例を制定するということについて、私はあえて多くを語りませんが、例えば制定はされても、少しこの状態が、例えば単年度収支が黒字になるとか、あるいは143億円のうちのいくらか、何%か返せたという、そういう状況になった段階でそういうことは考えていくという、例えば少し足踏みをしながら、様子を見ながら凍結するとかという、そういう考え方も一方では持ってもいいんではないかなと、いきなり来年の4月1日から条例を廃止しました、さあ、配置しますよということが、町民の皆さんが理解するかなと、今までなかったのに、何で遠藤町長は副町長を置くんだということになりはしないかという、そういう片一方では意見があることも、そこはぜひ受け止めてもらわないと、そうですか、私も置くということに対しては、タイミング的にはいいと思うんですよ、設置するということも、廃止をし、条例をつくるということもいいんですけれども、片一方でのそういった問題がありながら、さあ副町長を置いてということが、いかんせん理解できない。町民も理解できないと思うんですよね。そこをちょっともう一度聞かせていただきたいと思っています。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  高尾議員さん自体、ご理解いただいているものというふうに理解をしておりますけれども、それに間違いはございませんでしょうか。そういう観点で、他の町民の方がご心配されているというご懸念だというふうに理解をいたします。 正式には、副町長の給与等は、今回設置いたします、改正いたしますし審議会のほうでご議論をいただくということになりますけれども、やはり優秀な人材を配置させていただきたいという観点から言えば。 インセンティブな部分がありますので、できるだけ良い方をおいでいただきたいということで、その対価としては、私どもの示せる最大値、これを求めたいなと。ただこれは、審議会のほうでご議論をいただきますので、思いとしてはそういったものがあるということでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  非常に答弁が難しいと思いますけれども、先ほど、優秀なという話をされました、優秀な人材をという話をされましたけれども、職員に大変申し訳ないんだけども、優秀な人材はいないんでしょうか。そのことのほうが、私は心配で、そこまで町長、言ってしまうと、ちょっとどうかなと思いましたので、これはちょっとできれば訂正していただいたほうがいいかなと。 というのは、条例を制定してね、08年に作ったことは承知をしているんですけれども、その後11年に全く権限のない統括を設定したんですよね。今の政策秘書課の前が統括だったんですよね。だから統括を制定した経過があって、これはもう1つ余談ですけれども、隣の町では副町長を置いてあったんですよ。しかもこれは外部人材ではなくて、内部からの登用で副町長を置いたと。結局、副町長を置いてやっても、官製談合は隣もやってしまったんですよ。 だから、そういう意味でいくと、もっとほかに手立てがあるんではないかなというふうに、私は考えたんですけれども、そういう考え方を持っているんですけれども、町長、そういう方策というのはないんでしょうか。 というのは、先ほど人材の話をされましたから、ちょっとこれはいただけない話でありますから、人材ではないですね、優秀な人材ですね、それを優秀な人材を置くという話をされましたから、じゃあ優秀な人材というのはなんなのかなということを、後ほどまた聞きますけども、ちょっとそこは訂正をしていただかないと、職員いますから、なんとも理解ができませんので、そこは訂正いただけるならしてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長答弁をお願いします。 町長の発言でしたので、町長、答弁をお願いします。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  大変いろいろなご議論があったかと思います。 まず、他自治体では、副町長があったにも関わらず、官製談合が行われたという観点でありますけれども、この点につきましては、自治事務ですから、それはプロパーで副町長を選任するか、それは自治体で考える。それでも官製談合が起こったということなんですが、官製談合の一因として言われているのは、私はそれは申し上げておりませんで、外部の方がそういうことに温床になったのではないかという指摘を受けている点でございます。 それから、優秀か優秀ではないかということでございますが、いろいろな角度からの見方がございまして、私が求めているのは、客観性とか、新しい知識、知恵という観点を今、ご提示をさせていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  そういうことであるならば、当然、業務のすみわけも出てきますよね、町長と副町長の所掌事務ですよね、条文にはありませんし、町長が何をするということもありません。ただハンコを押せばいいではないんですよね。副町長の所掌事務、プロパーから上がってくるんではなくて、外部人材ですから、外部人材が職場、職域、それぞれを、全体を統括、総括できるかなというと、ちょっとそこは大変気になるところであります。 さっき言ったような、副町長と町長の所掌事務のすみわけがきちんとしていないと、起こりうることが起きるんですよ、やっぱり。誰がいいとか、悪いとかではなくて、外部から人材を持って来ればいいという話ではないんですよね。だから、そういうことをちゃんと整理をしていかないと、町長先ほど、私は副町長設置については理解しているんではないかと、そういうことが整った上で、私は理解をするという意味ですから、そこは申し訳ないけども、私にストンと落ちなければ、私はやっぱり立場は違ってくると思います。 そこのところのすみわけがどうなるのか、ちょっと見えませんので、今答えられると思いますので、お願いをしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  外部人材って、私も外部人材であるわけでございまして、これが役所の中でどういう立ち位置になるのかということなんですが、これを所掌事務を分担していくということですから、確かに言われている点については、ご理解を申し上げますし、それについては取り組んでいきたいというふうに思いますが、あくまでも外部人材に限定しているわけではなくて、範囲を拡大しているという点で、ご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  これは事前通告をしておいたほうがよかったのかなと思うんですけど、所掌事務といっても、おそらく相当な事務事業、事務作業が副町長にしても、もちろん外交を含めるということになれば、町長にしてもたいへん膨大な仕事量になると思うんです。だから常任委員会、明日あるわけですけども、明日までにまとめろって言ったって、それはなかなか難しいと思いますから、所掌事務はそういった、先ほど言ったような、いわゆる事務作業とか、そういったものが一定程度出していただいて、町民が理解をされるという段階ではじめて条例の設定、あるいは条項分の内容が煮詰まってくるのではないかというふうに思うので、足踏みすることは大変つらかろうと思いますし、せっかく提案したものを覆すような格好になってしまうんですけれども、少し時間を置くなら置いて、町民に理解されるような説明の上で、しっかりと条例を定めていってはどうかと、こんなふうに私は思うわけでございますけど、いわゆる庁舎内の機構改革、あるいはさまざま先ほど言ったような、そういった町長、副町長の所掌事務等々が、しっかり整った段階、そして人材の本当に育成ができる、そういう段階になってはじめてそういったものも、町民にはしっかりと映るんでないかなというように思うので、そのへんのことも含めていただいて、今ここで私がどうこうということは言いませんけれども、ぜひそのへんのことを、町当局としてもしっかりして、そして条例の制定とか、さまざまな今日の改革に進めていっていただきたいと思います。 冒頭申し上げましたように、町長、頑張ってくださいと、私は言っているわけです。頑張ってください。本当に心から、大変な状況、時期であります。お金もない、何もないんですよ。しかし、町政事務をやっていかなければならないという、そういうところにおかれてしまったんです。しっかり頑張って、私たちも一生懸命、それなりにこれをしてといえばやりますし、このことを相談に乗れと言われれば乗りますから、ぜひそういうことを受け止めていただいて、しっかりと頑張っていただくことを最後に申し上げまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第8番、高尾貫君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 再開は午後2時40分とします。     休憩 午後2時27分-----------------------------------     再開 午後2時40分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 続いて、第14番、一瀬正君の一般質問を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  最初に遠藤浩町長が選挙公約に掲げておられた和紙、はんこ、花火などをトップセールスするとの産業振興策について、具体的にはどんな振興戦略で挑まれるのか方針を知りたくて質問します。 市川三郷町の地場産業である和紙は、和風住宅が減少する中で障子紙需要が激減するとともに書道用紙の減少など困難な状況にありましたが、和紙製造業者の皆さまの研究努力の中で新しい活路を切り開いてこられたのです。11月3日付の山日新聞には「大直」の代表取締役の一瀬美教様が伝統産業の和紙の振興に貢献された功績が認められて叙勲受章なされたことが報道されました。記事の中で一瀬美教様は「地元の和紙産業を将来にわたって存続させたい」「時代の変化に合わせ、需要に応える和紙の在り方を考えてきた。千年の歴史がある産地だからこそ、作ることができる製品があると信じている」と語っておられます。 11月9日から旧二葉屋酒造で「市川大門、和の伝統と現代アート展」が開かれました。製紙の利用を考えた書道、絵画、そして手漉き和紙の体験会も行われました。講師は夢工房に勤めている若き渡辺萌絵さんです。 11月6日付の読売新聞には「現代の名工」に印章彫刻工の佐野弘和様が選ばれた記事が大きく掲載されていました。佐野様は「伝統文化の普及のために、30年以上前から小中高生を対象にハンコ作りの教室も開催してきた。デジタル化でハンコ離れが進み、業界の将来を憂えることもあるが、「生涯現役を続けて、後継者問題を含め日本に印章文化を残せるように取り組んでいきたい」と笑顔を見せる、と報道しています。 県内での秋の叙勲受章者は3名、現代の名工は2名が選ばれました。新聞記事を読み、お二人が歩んでこられた人生を思い私は感動しました。そして、お二人の受賞が市川三郷町の三大地場産業に関わっておられることも喜びを何倍にもしていただけました。 もう1つの地場産業である花火、コロナ禍の中で全国的に花火大会が中止になって2年が経過、大変な状況にあります。 和紙、はんこ、花火は全国を市場とする三大地場産業であるとともに国、県、市町村とも深い関わりを持つ産業です。それだけに市川三郷町行政には、地場産業振興のための行政としての創意ある支援策が求められます。 遠藤町長が公約された和紙、はんこ、花火などをトップセールスするとの産業振興策に私は期待しますが、具体的にはどのような振興戦略で挑まれるのかお尋ねします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  一瀬正議員の一般質問にお答えいたします。 選挙公約で掲げた和紙・はんこ・花火などのトップセールスによる具体的な振興策戦略の方針についてでありますが、まずは、私の公約について取り上げていただいたことに感謝申し上げます。選挙公約は、今後、市川三郷町第二次総合計画ほか、各種計画などと整合を図り議案としていきたいと考えております。 現在は、キーパーソンヘのあいさつや訪問時を捉え、名刺印、ふるさと納税の返礼品に用いているワインなどを町の誇れる魅力としてご紹介する機会としております。こちらに実例がございます。 就任直後、長崎知事にごあいさつに伺わせていただいたときに、知事の名刺には名刺の落款印がございませんでした。さっそく名刺の落款印をご紹介させていただき、先日、ごあいさつさせていただいたときには、はんこを使っているよということでご案内いただきました。 また、そのほかにも、私が県議会のときに立ち上げました、県議会議員全員参加による議連の効果もあろうかと思いますが、県議の先生方、あるいは副知事もはじめ、県職員、県職員OBの方も、活用をしていただいております。 また、こちらは山梨大学島田学長先生でございますけれども、このときははんこ、落款印をご案内申し上げましたが、そのときに実は私は、ブドウの香りのする名刺を持っているんだということで、レア名刺をいただきました。 またこちらは、歌舞伎座にご縁がございまして、ごあいさつをさせていただいた時には、三珠の農産物でありますブドウを使った女性の醸造家であります方が作ったワイン、これはふるさと納税の返礼品として用いておりますが、これをお持ちし、相手方に喜ばれました。 これは先日、コシノジュンコさんが役場のほうにおいでをいただいたときに、市川の和紙を使った拓本ですね、これを活用させていただいたところでございます。今のところ、こういった活動をさせていただいております。 先ほども申し上げましたが、こういったことを令和4年度予算などに政策としてご提案させていただき、今後、ご提示をさせていただきたいと思います。 今後は、他団体との事業の連携を進めまして、修学旅行を町内に誘致する際の体験プログラムなどとして、関係団体に提案していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これまで取り組まれた、町長が取り組まれた様子、具体的な資料を提示していただきまして分かりましたが、県、国を動かすことができるのは、やっぱり町長のトップセールスだと思います。県、国の協力なくして市川三郷町の和紙、はんこは、花火の地場産業の振興は図れないと、私は考えます。 遠藤町長は59歳、町議、県議を経験し、町長に就任されました。議員活動から得られた知識と59歳という若き力を生かして、県、国へ働きかけ、市川三郷町の和紙、はんこ、花火はこれは私は考え方によっては国内だけでなく、世界へも打って出れる3産業だと思うんですね。 そういうような販路が開ける産業だけに、私は地場産業振興への遠藤町長の決意を、そういう意味ではもっともっと飛び出していっていただきたいという思いがするんですが、そのへんの決意について、まずお聞きいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  和紙、はんこ、花火だけではなくて、三珠地区も農産物がございますので、こういったものは私が手に持って、また体に付けてですね、トップセールスさせていただきたいと思っております。 先ほどの観点なんですが、コシノジュンコさんからもはんこを使ったモニュメントみたいなものはどうだろうかというご提案もいただいておりますので、これも活用、今後、何らかの形にしていきたいなというふうに思っています。 また、国際展開は、実は県議時代に中国との交流事業の中で、書とはんこを、子どもの友好活動みたいなことで、大門碑林公園の書道展と、大千富士青少年書画展というのを並行でやって、ここで優秀な方が中国との交流ができるという、そういうアワードをつくったんですけど、たまたまそれがコロナがまん延してしまいまして、ずっとそれ2年間中止になっております。知事も国際展開、はんこが国外で活用しているところがあるのではないかということで、いろんなアンテナを張って、調査をしておりますので、このことも議員のご指摘のように推進をさせていただきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町の振興策、先ほど私は3大地場産業の話をしたけど、町長自身、もっと農産物とかいろいろ拡大をして考えているということは、大いに結構なことだと思うし、そうしていただきたいと思います。 北海道へ、私が旅行に行ったとき、トウモロコシを売っていたんですね。うまいトウモロコシですねって言ったら、箱を見たら大塚のトウモロコシだったということでね、そんな経験もありますが、本当に市川三郷町、そういう意味では全国を相手に、いろいろな産業が努力されている、町の振興策というのは、そういういろいろな関係企業の職員と、それから役場職員とで力を合わせて、国のいろいろな補助金も活用して行うことが、私は必要だと考えております。 町長はそういうことは考えておられるのかどうか、その点について、国の補助金等の活用、働きかけをする中で、地域産業の振興に努力なさる、そういうような方針はお持ちなのか、その点だけ教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  そういう観点も大事だと思いますし、もちろんメニューがあればすべてかかわっていきたいと思います。 基本的には、やはり私たちの地場がどういうふうに対応をしていくか、取り組んでいくかということですので、それをどういうふうに携わっている方々に主体的に動いてもらう方策というものを考えながら、支援体制は構築していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  トップが動くことが、非常に重要だろうと思います。ぜひそのへんでは、ご尽力をいただきたい。ご自身もね、紙のご商売をなさっていた経験もございますので、そういう意味から言っても、ぜひそういう方向で地場産業発展、そして地域の経済向上のために、活性化のためにご尽力をいただきたいと思います。 それでは、2番目の質問に移ります。 コロナ禍で2年間、広島原爆平和祈念式典に小中学生を派遣することができませんでした。そのほか多くの平和事業に市川三郷町は積極的に協力してきましたが、平和事業に対する遠藤町長の方針を伺いたくて質問します。 町長選のときに新聞に折り込まれていたビラ「遠藤ひろしの目指す町づくり」の中には平和事業に関わった記述が何もありませんでした。自民党の県議会議員として活動してこられた遠藤町長に対して私が心配しているその1つが平和事業です。 自公政権はわが国が唯一の戦争被爆国でありながら、いまだに核兵器禁止条約に参加していません。世界に顔向けできない恥ずかしいことです。私は第2次世界大戦の終戦1年前の昭和19年生まれです。広島、長崎に原爆が投下された1年前に生まれました。赤ちゃんの私は戦争を知りませんが、戦争の悲惨、被爆者の苦しみを子どものころから共有できました。原爆の被爆者はもちろん、子や孫までも被爆障害で78年も経過している現在も苦しんでいるのです。マスコミは北朝鮮や中国の核兵器等の報道をする中で、米軍基地の増強、自衛隊の軍備拡大や海外への派兵など平和憲法を壊しているのです。軍備産業ほど大企業が儲かる仕事はありません。そして企業献金を受け取って国会議員はふところを豊かにしているのです。もう戦争をする時代ではなく、話し合いで解決できる時代なのです。戦争こそ地球環境破壊の最大要因となるのです。 広島記念式典へ町内の小中学生を派遣してきたのは青沼隆三町長時代からですので長い歴史があります。歴代の町長は小中学生の広島記念式典の派遣をはじめ多くの平和事業に積極的に参加、協力してきましたが、遠藤町長はどのような方針を考えているのでしょうか、見解と方針を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの、平和事業に対する方針についての質問にお答えをいたします。 本町がこれまで長い期間、広島平和記念式典に未来ある小中学生を派遣してきた事業につきましては、諸先輩方や多くの関係者のご尽力により継続されてきた意義深いものであると理解してございます。 本町は、平成18年4年1日に「核兵器廃絶平和宣言」として「核兵器廃絶平和町」となることを宣言しております。非核平和宣言を行っている自治体として、これからもぜひ広島平和記念式典への小中学生派遣の継続などを実施し、核兵器廃絶と平和の尊さを後世にしっかりと伝えてまいる決意でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ご答弁にありましたように、市川三郷町古い歴史の中で、県下でも先進的ないろいろな平和事業を実施してこられたわけです。 小中学生の広島への派遣、コロナが収まって、今までと同じような祭典が、式典が開かれればいいなと思います。そういう意味では、積極的にご協力いただくということですが、核兵器禁止条約批准を求める意見書が市川三郷町議会では採択されておりますが、核兵器禁止条約批准に署名しない国の態度について、町長の見解をお尋ねします。 お答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  想定外の質問でございまして、その点に関しては、国政レベルということで、なんとも答えられないなと思います。 考え方の趣旨としては、ご理解を申し上げますけれども、今、この質問の中で答弁は差し控えさせていただきます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  伝統ある先進的な市川三郷町を引き継がれた遠藤町長であります。そういう意味では、平和を守るために核兵器を禁止して、2度と被爆者を生まないように、今は78年前とは違いまして、本当に小さな原水爆で非常に被害は大きくなりますし、自動的に反射攻撃ということも考えられない時代ではないわけですね。ぜひ、そういう意味では、ここでは答えて、私これ以上追っかけませんから、ただそういう目で、市川三郷町の町長として、胸を張って、無投票で当選されたということは、全町民があなたを支持されたということですから、そういう意味では深くとらえていただいて、ご尽力をいただきたいと思います。 国は憲法9条を変えて、自衛隊が海外で戦争ができるようにという、そういう形で今進められているわけなんですね。本当に私たちの国、私に言わせれば何を今、こんなことを考えているんだい、話し合いによって解決をしなければならないではないかというような思いがするわけです。 そういう意味で、ぜひお答えは追っかけませんが、答えてくださいますか。町長として、それでは決意をお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  マザーテレサが、私は反戦運動はしません。だけど、平和活動は喜んでします。私たちが、この平和記念事業に参加させていただいている観点は、私はこのことだと思うんです。 運動は、人に影響を与えること、活動は自分自身、行政としてこの平和事業に参加する意味は、その機会を、それを提供して、そのことを提供して、子どもそれぞれがその中で感受していく、探求型の教育だというふうに、私は思いますので、今後とも、行政として推進していくのであれば、このことは全うしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  首長の役割というのは、非常に大きいです。そういう意味では、長い間の平和事業を推進してきた市川三郷町の長として、ぜひこれまであったいろいろな平和事業を支援しながら進めていただきたい。そのことをお願いいたします。 3番目の質問に移ります。 町立図書館に対する利用者から蔵書数、資料が少ないなどの要望が寄せられています。利用しやすくするための改善策を求め質問します。 本年の6月議会の一般質問で私は、新町立図書は遠くて高齢者は行けない。役場本庁舎1階に図書館分館の新設を求めて質問しましたが、誠意ある答弁はありませんでした。読書は高齢者が健康に生活できる原動力です。 今回、私がこの質問をすることにしたのは生涯学習センター内にある図書館を利用している方々から寄せられた要望からです。 若い方からは「蔵書に魅力がないので、昭和町の図書館や田富の図書館を利用している」との声。ある男性の方は「いろいろと社会情報を知りたいが資料が少ない」。また、高齢の方からは「子どもたちの動きや声が気になり落ち着けない」などです。 図書館は子どもから高齢者まで楽しく本を選び、ちょっと読んで借りて帰る憩いの場所でもあります。 町民の皆さんから要求を聞く中で改めて図書館を見てきました。入口の右側にかわいい切り絵がいっぱい貼ってある小さな子どもたちの部屋がありました。コロナでこの部屋は閉鎖しているとのことでした。小学生たちのためのテーブルとイスを子どもたち用の本棚の近くに置いたら、子どもたちの動きや声を気にしないで本選びができるようになると思います。 県立図書館へ何回も行ったことがありますが、図書館には入館者の多くの人が新聞や週刊誌など社会情報を自由に読むことができるコーナーがあり、多くの人々が利用していました。 次に魅力ある蔵書選択についてですが、購入予算も伴う問題ですが、県立図書館内にある公共図書館協会の情報協力をいただいたりする中で、町民にとって生きがいづくりを援助できる施設にしていただきたいと考えます。 今後の図書館の改善策について町長および教育長の見解と方針をお尋ねします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  ただいまの質問にお答えします。 町立図書館に対する利用者からの要望に対する改善策についてでありますが、生涯学習センターは、令和2年1月にオープンいたしました。町立図書館本館を含む複合施設となりますが、特に図書館本館は旧施設の約4.3倍の延床面積と充実した設備・機能を誇り、人・まち・社会を育む情報拠点を目指しています。 ゆったりと見やすい配架を行い、入口側に館内紹介や児童図書を配置し、奥に行くにしたがって大人向けの図書を配置し一番奥には学習室を置き、動から静の空間となるよう工夫をしております。また、書架の側面には分類等を表示し、館内には配置図を設け分かり易い配架を心がけております。また、検索システムにより、探している本の場所を配置図で確認することもできます。職員体制も増員により強化を図るとともに、職員一人ひとりが常に利用者に寄り添いお声掛けすることを心掛けております。 蔵書数につきましては、旧本館は約7万冊でしたが、新本館は約12万冊保有が可能ですので、計画的に段階的に増やしてまいります。 選書につきましては、図書館資料収集要綱に基づき特色ある魅力的な本の選択に努めております。具体的には新刊案内や各種メディア等からの情報とともに、利用者からのリクエストも参考にしております。また、山梨県公立図書館のネットワークシステムにより県下の公立図書館の図書を相互貸借により利用することができます。また、新聞は6紙、雑誌は84タイトルを配置し、閲覧席やソファーのほか、新聞閲覧台2台もご利用いただけます。 新型コロナウイルス感染症対策のため学習室や閲覧席の利用制限を行っておりましたが、現在は半数程度を開放しております。児童図書周辺の閲覧用テーブルや椅子も同様に現在は設置し開放しております。読み聞かせ等を行う「りんどうちゃんの部屋」は密が生じやすいため閉鎖しておりますが、感染状況により緩和してまいります。なお、子どもたちが走り回っているような場合には職員がお声かけを行っております。 今後とも利用し易く快適で魅力的な図書館となるよう努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  子どもたちはもとより、高齢者にとって図書館は大切な施設であります。コロナ禍ということもあるんでしょうが、図書館の利用状況というのは、旧館と違って、私は低いように考えています。調査してから、先ほど言った県立図書館のところで、調査すればどのくらい、県内の図書館の入館者があるかという調査ができるということも、専門にされていた方からも聞いていたんですが、その時間がなくて、私、調査しなかったわけですが、高齢者の人たち、今日、私、議会があって朝から出てきているんですが、私の妻も借りてきた図書を、今日返す日なんですが、あそこまでちょっと体調がすぐれなくて行けないというので、知り合いの人に電話をして、うちへ来る用事があったから、電話を朝していまして、返してほしいというようなことを頼んでいました。 高齢者にとっては、本当に今までここのすぐ前にあった図書館と違って、あそこへ行くのが非常に大変なんですね。先ほど、高尾議員の質問にもありましたが、買い物難民、年寄りが買い物に行くのに苦労している、交通網の問題もされましたが、やはりそういう意味では交通的な高齢者に対してのそういうサービスも図書館が遠くへできただけに、そういうサービスも必要だろうし、分館を私が、前回、質問したみたいな、ここで本庁舎内の1階のどこかを使ってでも、分館的な役割をしていく、そのことが必要だろうなと考えていますが、そういう点について、交通の問題だとか、それから分館問題について、そのへんについては当局としては考えているのか、考えていないとしたら今後するような方向でご検討をいただきたいと思いますが、その点についてお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  交通の関係ですけども、6月議会の一般質問で答弁させていただいた内容に重なるところがございますが、現状でもコミュニティバスを利用して、役場本庁舎から図書館本館に行くというルートがございます。 具体的には三珠線と山保線になりますが、まず三珠線につきましては、火曜日と木曜日の運行分になりますが、役場本庁舎を10時47分発という便がございまして、その便が生涯学習センターに10時55分に到着をいたします。また、生涯学習センター12時発の便が役場本庁舎に12時8分に到着をいたします。 次に山保線ですが、月曜日と水曜日の運行分になりますが、役場本庁舎14時22分発が、生涯学習センターに14時28分に到着をいたします。 また、生涯学習センター16時41分発が役場本庁舎に16時45分に到着をいたします。お年寄りの足の問題につきましては、図書館の問題だけではなくて、ご指摘のとおり、まち全体として取り組む必要があると考えておりますので、コミュニティバス等の検討を今後とも続けていきたいというふうに考えております。 以上になります。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  今、森川課長から答弁をいただきました。検討をいただくということですが、町長、その点については、町長、いかがでございましょうか。1日も早く実現するために、町長が先頭に立ってご尽力をいただきたいと思いますが、ご答弁をください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  改めて整理をしてですね、議案として提出できるものがあれば、提出をさせていただきたいというように考えます。もちろんそれは私が先頭に立って推進をしてまいります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  それから生涯学習センターへ役場から出ている車の案内なんかも、ぜひ住民に知らせる、広く知らせることが必要だろうと思います。お年寄りの集まりだとか、いろいろなときを活用して、ぜひそのへんをしていただきたいと思いますが、私も答弁していただいたのが、まだ自分自身がものにせず、みんなに報告ができていなかったことを、今も自分でしまったなと思っていたところですが、そういう行政からの、教育委員会ではそういうような対応を今後お願いしたいと思いますが、その点についてはいかがですか、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 周知等につきまして、生涯学習課におきましても、生涯学習センター等に掲示もしてございますが、さらに掲示物を増やす等、周知を図るよう進めてまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひ年寄りに分かりやすく、大きな字で、知らせを出していただけたらなと思います。せっかく造った施設だけに、みんなで生きがいづくりに活用できるためのご尽力をお願いしたいと思います。 4番目の質問に移ります。 清潔な町行政運営のためにチェック機能改善のための機構改革について、町長の方針を伺いたくて質問します。 9月定例議会が終わった翌々日の9月17日に久保眞一町長および議員が逮捕されました。議員としての責任を重く感じております。この際、悪政の原因を厳しく究明するとともに町民の信頼を取り戻すための取り組みが求められております。 この原稿を書こうとしていた11月8日、山日新聞に「入札参加業者を公表」「市川三郷町談合防止へ対策案」と題した記事が掲載されました。 合併以前の市川大門町では、予定価格を公表していなかったので、業者が幹部職員に予定価格をさぐるための強い働きかけがありました。有泉仁町長になって、これを改善するために、設計業者が提出した予定価格に対して幹部職員と担当職員で検討し、町としての予定価格を決定、公表する、入札の方法を取りました。当時の大工事であった役場本庁舎建設では、国、県の補助金なしの工事だったので、公共施設建設の基準単位でなく、民間設計建設単価での予定価格を設計業者にお願いをしたことで公共施設工事費よりもずっと安い建設費で完成することができました。 また、町道の舗装工事も町内業者を優先させるための行政努力が行われました。舗装する道路が長いと工事費が多額になるため入札に参加できる業者が限定されるので、工事距離を二分、三分して、町内の少しでも多くの業者に発注できるようにと努力しました。 幹部職員の皆さんが今度の事件の問題点を一番知っているのですから、ぜひとも町民の皆さまの信頼を取り戻すための機構改革をしてください。そして、新町長には、その先頭に立っていただきたいと思います。 清潔な町政運営のためのチェック機能改善のための機構改革について町長としての方針をお尋ねします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの貞潔な行政運営に向けたチェック機能改善のための機構改革について、答弁申し上げます。 11月22日の臨時会での提案が、行政のクリーン化に向けてのスタートでございます。今般の官製談合事案を受け、今後の体制の検討にあたっては、客観性が求められ、かつ法的、社会的、道義的に高い見地からの知見が必要であると判断し、県内の関係団体にご協力をいただく中で、第三者委員会を設置することとなりました。この第三者委員会では、今般の事案に対する再発防止のための具体的方策等を検討し、チェック機能の改善・強化を図るとともに、その検証内容は本町の知的財産として今後も活用してまいります。 なお、機構改革については、リストラではございません。適正な人員配置や仕事の平準化を実現し、更なる組織力向上に向けて、現業務の洗い出しと課題の抽出はまず一丁目一番地として、職員が持てるパフォーマンスを存分に発揮し、町民の皆さまにクオリティの高い、そしてこれまで以上に寄り添った行政サービスを還元するため、費用をかけずに先進自治体との比較まで行える業務分析に取り組み、組織の改善と改革に努力してまいります。 今回の事案を、行政のクリーン化に向けて至急取り組むべき重要な機会と捉え、町民の皆さまからの信頼を回復できるよう対策を講じてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  今回の事件は、財政的に困難な状況なのに、チェック機能が果たせずムダ金を使った不祥事である。そういう状況下で、遠藤町長の仕事は、財政が困難な中で町民の命と暮らしを守り、町の活性化を図る大事な仕事となってまいります。 私は、民間企業の本社総務部に6年間務めておりました。その会社では、全国にある支店の支店長や、会社役員を本社に集めて、経営会議を年何回か開いてきました。事前に協議事項について、送付し、意見を出し合い、新商品の開発や営業改善策を検討しました。 役場でも一部幹部職員だけでなく、若い職員の知恵も借りて、新施策の検討や、行政改革等、町の活性化策など、町のために町長を先頭に役場職員が取り組むことが必要と考えますが、こうした形での、幹部職員だけでなくて、というのは私、その会社では、私が事務をやったんですよ、入ったばかりの私が、そして回答も整理して、私が出すというような任務を、私がさせてもらったんです。 きっと役場の中にもそういう若い職員たちのいろいろな知恵を、私は出していただく中で、幹部職員だけではなく、役場の職員のあらゆる知恵を寄せて、どうしたらもっと住みやすい町にできるかと、どうしたらいいんだろうかということができるような、そういうふうなことが、この機会に非常に重要だろうと考えて、この質問を用意したわけなんですが、その点についての町長の方針について、お答えいただけたらと思い質問しているわけです。 ぜひご尽力をいただきたいという思いの中での質問ですので、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今のご指摘でございますけれども、現段階でも「いちかわみみさと」という形で動いておりますし、今後もそれは進めていくつもりであります。 また、官製談合等のこの事件に関しては、発生直後に町の職員独自でその対策に動き出したということは、私当時、県議会議員をやっておりまして、県のほうも、市町村課のほうもそれに対しては大変にいいことだという認識は持っております。職員の皆さんは、本当に一生懸命やっておりますので、そういう体制は今後も続けていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひそういうことで、職員全員が担当課任せでなくてね、職員全体で行動したらいいだろうかということを考えて進めていただきたいと思います。 よろしくお願いします。 それでは、5番目の質問に移ります。 経済的に困難な町民が増加している中で、町独自の弱者救済の諸施策の展開が必要と考え質問します。 市川三郷町は生活が困難な住民を支援するため、きめ細かい経済援助施策を実施してきました。財政が困難を理由に弱者救済事業を一歩でも後退させてはならないと、私は考えます。そこで町長に方針をお尋ねします。 第1に、18歳までの医療費無料制度は継続する方針ですか。 第2に、中学3年生までの給食費無料化事業は継続する方針ですか。 第3に、小中学生の就学援助制度の活用についてです。子どもたちの家庭の生活状況を一番知る機会がある担任教師の申請でも受けられる制度と思いますが、現在の申請状況はどのようにされているのかお伺いします。 第4に、このような経済情勢のもとで生活保護の申請状況と保護を受けている家庭はどのくらいあるのですか。そして、町としての見まわり支援はどのように行われているのですか、伺います。 第5に、買い物や病院への通院など困難な住民が増加していますが、バスやタクシー等の活用策の改善が求められていますが、町長の方針をお尋ねします。これは先ほどの質問とちょっとダブりますが。 第6に、市川三郷病院で診察してもらえず、富士川病院へ行くように指示された高齢の患者さんが通院費用負担が高くて大変という声を聞きます。通院バスの運行回数を増やすとか、途中で乗車できる停留所を富士川大橋手前のコンビニ駐車場を借りて儲けるなどの改善策が必要と考えますが、町長の見解と改善策を伺います。 私がこの質問を考えたのは遠藤町長の「遠藤ひろしの目指す町づくり」7項目の公約の中に経済的に困難な町民への具体的な支援対策が明記されていませんでした。コロナ禍もあって、経済的弱者が増加しているとき、財政が困難を理由に弱者救済事業を後退させることがあってはならないと考えたからです。私が提起した6点の答弁を求めるとともに、弱者救済についての町長の支援対応策についてお尋ねします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町独自の弱者救済施策の展開についての、1点目、18歳までの医療費無料化につきましては、町では、子どもの医療費を助成することにより、子どもの健全な育成に寄与し、児童福祉の向上を図ることを目的に、子育て支援医療費助成金制度を実施しており、その中で小学校入学から18歳までが町独自の支援となっております。 今後の事業実施につきましては、事業の趣旨を踏まえ、必要性を検討し、令和4年度当初予算でお示ししたいと考えております。 2点目の、中学3年生までの給食費無料化につきましては、町では、平成30年度から保護者の経済的負担の軽減を図り、町内の子育て支援に貢献することを目的として小学生の保護者を対象として、学校給食費の無償化措置を行っております。また、令和2年度、3年度においては新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援するため、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、中学生の給食費について無償化措置を実施しております。 今後の事業実施につきましては、引き続き幼保から中学生まで区別なく支援できるよう検討し、令和4年度当初予算でお示ししたいと思います。 3点目、小中学生の就学援助制度の現在の申請状況についてでありますが、就学援助制度は保護者の申請となります。在学生につきましては1月に各小中学校に依頼し、全員に申請書を配布しております。新1年生につきましては、12月に教育委員会から就学児健診の結果を通知する際に同封し、さらに1月の入学説明会で再配布しております。提出期限を設けておりますが、年度の途中でも申請することはできます。申請された書類を審査し、受給者を決定をいたします。 援助費につきましては、年3回、7月、12月、3月支給となりますが、入学前に新入学学用品の需給希望がある場合は、3月に支給をいたします。 4点目、生活保護の申請状況についてでありますが、生活保護の決定は、本人からの申請に基づき福祉事務所が認定することになっており、町は相談に対する窓口業務を行っております。 令和3年度の申請状況といたしましては、11月末現在で、申請件数が7件、うち保護開始が6件、却下が1件であります。また、町内の保護世帯といたしましては、11月末現在で54世帯、70人が生活保護の対象となっております。 生活保護世帯に対する見まわり等の支援につきましては、個人情報保護の面から生活保護世帯の情報を町から外部に提供することはできません。世帯から民生委員に相談があった場合などは、担当の民生委員が見まわりなどの対応を行っているほか、福祉支援課または、いきいき健康課で関わりのある世帯の情報など、注意が必要と思われる家庭については担当内で情報共有し、見まわりや状況の把握に努めております。交通弱者対策は安価で有用な施策を検討しております。 5点目の、買い物や通院困難な住民対応として、バスやタクシー等の活用策改善をにつきましては、行政の事業として提案できるよう努めていきたいと考えております。 6点目、病院バスの利便性についてでありますが、峡南医療センター企業団で運行している、市川三郷病院と富士川病院を走るシャトルバスが経済的な負担がなくご利用いただける方法であると思っておりますので、利用を呼びかけてまいります。また、便を増やすなど、要望がございましたら具体的にお願いをしたいと思います。 選挙公約は、新規事業や、強化事業のみ公表させていただきましたから、継続事業などは記述しておりません。行政は、納税によって成り立っている公共です。11月22日の所信表明でもお示しし、高尾議員への答弁でも申し上げたとおり、個人を対象にした町単独の給付型事業の事業効果を検証し、より広く事業効果が波及する公共支援型の事業に転換、改善を図ってまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  答弁いただきました、1番目の質問の18歳までの医療費無料制度、これについては継続するという方針でよろしいでしょうか。今の答弁だと、当初予算を見てくださいみたいな受け止め方をして、2番目については、給食費については、このまま引き継いでやってくれるんだなと受け止めたんですが、1番目の18歳までの医療費については、どういうような方針なのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今の現時点での答弁はこのようにご理解をいただきたいと思います。 できるだけ早い段階で方針を示して、令和4年度当初予算に反映をさせていただき、その重要項目については、できるだけ早い段階で議会にお示しをさせていただきたいということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(笠井雄一君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  0歳から18歳までの医療費ですが、高齢者に比べては、本当に医者にかかる人というのは少ない、それで市川へ移り住んでくれる人たち、新しく家を建ててくれる人たちは、若い人たちが移り住んでくれているだけに、こうした施策、県内でも市川は進んだ施策であります。それだけにぜひ継続していただきたいと思います。 答えられないということですので、これ以上は追っかけませんが、ぜひそういうふうな若者が移り住めるような環境、宣伝ができるのは今までやってきた子育て支援のこうした諸施策の実行だったと、私は思います。そういう意味では、損して得とれという言葉があります。本当にそういう意味では、若い人たちに移り住んでもらえば、それなりの町税も集まるわけですから、そうしたことも広く考えながら、ぜひやっていただきたいと思います。 私の子どものころは、祖父や父が病弱で、本当に嵩む医療費が払えず、苦しんでいた状況を身をもって経験しています。真面目に生きている人たちを励まし、助けることは行政にとって大切な仕事だと、私は考えます。これまで実施してきた、こうした援助諸施策を続けるとともに、困っている人たちを見つけて援助するきめ細かい行政指導が必要と考えます。そういう意味では、就学援助制度についても、これは一番学校の先生が、受け持ちの先生が分かるんですね、子どもの状況というのは、それで、今どうなっているか、私はですが、そのときに私が提案したんですよ、学校の先生が直接申請できるような、そういうふうな制度にということで、その後どうなっているか、保護者が申請するという形ですが、そういう援助をきめ細かくしていただきたいと思うんです。 弱い人たちというのは、税金なんかの滞納もそうですが、国保の滞納なんかもそうなんですが、年金が少なくて天引きできない人たちは、窓口へ来て支払いをするわけです。普通徴収の人たち、こういう人たち、なかなか役場へ相談に来るのが大変なんですよ。そういう意味で、こうした人たちの援助施策について、町長はそういう経験がないだけにと思いますので、困っている人たちの立場に立ってやっていただきたいと思いますが、その点についてはいかがですか。もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  また、今、いろいろと令和4年度で示していきたいということを申し上げましたけれども、今議会の議論も反映をさせていただきたいと思いますので、その点はご理解をいただきたいと思います。 また、就学支援の関係でございますけれども、やはり個人の人権の問題もあるかなというふうに思うので、このへんに関しましては、私としては答弁ができないので、教育委員会のほうでその点が分かればお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  教育総務課長、相川由美さん。 ◎教育総務課長(相川由美君)  就学援助制度の件なんですけれども、現在保護者の申請となっております。議員さんのおっしゃる通り、担任の先生がよく事情はご存じですので、それを踏まえながら、こういう制度があるのでということを案内をしていただいたり、申請のお手伝いをしていただく、そのような形になっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  病院のシャトルバスについてなんですが、導入した時点ではシャトルバスは市川三郷病院から富士川病院までしか行けなくて、途中はだめだということだったんですよ。それはバスを導入する時点でそういうことになって、年月が経っているんですよね。そういう中では、そういう交渉も必要だろうなと思います。 富士川町のバスが市川の役場に来ているんですよね。子どもたちの、市川高校の生徒のためにということで、しかしこれも活用できるんじゃないかと思うんで、そういう意味では、時が変わってきているだけに、そうした働きかけも町として買い物難民、それから図書館の利用もそうなんですが、年寄りが増えてきているんですね、特に町の中心部年寄りが多いんですよ、それから山のほう、六郷地区についても年寄りが多いわけで、それだけにそういうふうな行政で足の確保というのを、高尾議員も質問をされておりましたが、私の周りでも困っているという現実もあります。ご尽力をいただきたいと思います。 6番目の質問に移ります。 休耕田や空き地の除草が困難な地主に代わって、除草をする支援職員の体制が必要と考え質問します。 町内の高齢の方からご自身の田んぼの隣の田んぼが休耕田になって、雑草が繁茂して困っている。なんとかできないかと相談を受けました。その方は、「私がもう少し若ければ所有者に断って私が除草させてもらうが、今の私には自分の田んぼだけで精いっぱいなんです。」と話されました。私は現地を見て早速、役場の担当課にお願いをしました。 以前も同様な問題があり、その畑の所有者を訪ねてお願いをするとともに、除草したくてもできない方に代わって草刈りボランティアをしている方に年何回かの除草をお願いしました。そのとき、その方が「これまで草刈りを依頼されていた畑が売却され、草刈りをしなくてよくなったので、一瀬さんの頼みに応えられましたが、手一杯なんですよ」と語られました。 町民の高齢化が進む中で、田畑が荒れても対応できなかったり、空き地が草だらけでも地主には除草できない状況がこれまで以上に増加してくると私は考えます。それに行政として対応できる体制づくりが必要です。 町行政として休耕田や空き地などに隣接する田畑や住宅に被害が及ばないかの状況調査や対応ができる体制づくりが必要です。それが住みやすいまちづくりにつながるのではないでしょうか。 休耕田や空き地の除草が困難な地主に代わって除草などの支援や休耕田、空き地、空き家の再活用を促進する任務を課す町職員体制の確立が必要と考えますが、町長の見解と方針をお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  休耕田や空き地に対する除草の町の支援体制についてでございます。まず、雑草への対応につきまして、町では田畑などの農地の場合には農林課が、また、空き地については生活環境課およびまちづくり推進課が担当であり、現地確認、訪間、文書や電話等により除草の依頼や指導を行っております。 また、所有者ご本人や家族では除草ができない方や、遠方の方には、自己負担となりますが草刈業者を紹介するなどもしております。 草の繁茂した土地の管理責任につきましては、所有者の皆さまに課されているものでありますが、ご心配をいただいているとおり、ご事情により対応が難しい所有者もおられると思います。つきましては、現在の体制のもと、各担当がともに、所有者それぞれのご事情を理解し、相談や助言をし、丁寧な対応を心がけながら、責任をもって土地を管理していただけるよう、また、除草をしていただけるよう対応してまいります。 なお、休耕田への対応といたしましては、農業委員等のご協力を得るなどして、農業生産法人や認定農業者等への農地の集積が図られるよう努めるとともに、耕作地としての再活用の推進に努力してまいります。 以上、答弁といたします。
    ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  農業従事者が高齢化して、休耕田はどんどんこれから増えてくると思います。また、地主の方の子どもさんたちの数も少なくなってきて、昔みたいに5人、6人の子どもがいるというような、そういう状況ではなくなっていることやら、町内に移住して、子どもたちが移住していないなど、休耕田や空き家、空き地の管理、これからいっそう町にとっては難しい問題になってくると思います。 住みよい環境づくりのためにも、町が休耕田や空き地、空き家のチェックや改善策を考え対応することが必要だと思います。 先ほど答弁にありますが、除草については、農林課というように、空き地についてはというように、担当課があるということなんですが、私は担当課自身が持っている仕事自体が大変だろうと思うし、そういう意味ではそういうことができる、見まわりと対応策が必要になってきていると思うんです。 町内だと本当に、私、相談を受けたから、そこの田んぼを見に行ったりしてきたんですが、市川地区だけではなくて、三珠地区もそうだし、六郷地区もそうだと思うんですね。山保地区もそうだろうと思うんですよ。 そういう意味では、そういうような町職員体制といっても、その部分を担当するようなそういうものを、この課はこうだよというのではなくて、そういうことができるようなOBの人たちか、それから退職された方たちか、そういうような組織づくりが、私は必要になってくるんだろうなと思うんです。 というのは、役場職員があなた見てきなさいと言っても、私が相談に行ったところも、その後、私自身が調査したら、離婚をしていたと、そして子どもたちはそこには住んでいないとか、非常に難しい問題がありました。 私にできるのはここまででごめんなさいで、その方には謝ったわけですが、本当にこれからはそういう事態が町内に出てきて、本当にいいまちづくりをするには、この問題というのは、非常に重要になってくると思います。 そういう意味では、ご検討をいただきたいと思うんですが、その点についてはいかがかお尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご指摘をいただきました件でございますけれども、休耕田に限らず空き家対策なども同じようなことであるかと思います。このへんにつきましては、いろいろな課が関係をしておりますし、今後の人口減少社会の中で、地方自治体としては大変重要な課題というように認識をしておりますので、月並みな答弁になってしまいますが、いろいろな方策等を検討しながら、進めていきたいと思います。 また、役場の中では機構改革の中で、人のできる仕事、またあるいは将来的でございますけれども、人工知能、あるいはコンピュータ化できる仕事というふうな割り振りをする中で、一つのやり方ができるのかなと思いますので、今後の検討課題として受け止めさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  ぜひ、前向きにご検討をいただきたいと思います。 最後に、7番目の質問に移ります。 地域住民の高齢化によって、河川の草刈り等の管理が困難になってきていますが、地域まかせにしないで、行政の仕事として実施すべきと考え質問します。 旧市川大門町の一級河川の除草は公的事業として行われてきていますが、旧六郷町の一級河川の除草作業は地域住民によって行われています。六郷地区の高齢の方から、地域のことだから無理をして除草作業に出ているが、精神的にも苦しいと相談がありました。そんなとき、甲府市内の一級河川高倉川の除草作業実施を知らせる山梨県中北建設事務所長が自治会長宛てに送られてきた文書を入手することができました。 文書の内容は次のとおりです。 「例年当事務所において高倉川の除草を行っているところでありますが、隔年対応の箇所もあることから、事前に作業計画について通知させていただいております。今年度は、下記のとおり計画いたしております。つきましては、除草作業にご理解をいただき、河川清掃、除草作業を計画されている自治会におかれましては、参考にしていただければ幸いです。また、自治会内への周知のための回覧を合わせてお願いいたします」そして、河川清掃と除草作業の実施機関と受注業者、連絡先など詳細が書かれていました。 一級河川管理が国から県へ移管されて何年か経過しました。ずいぶん過去の話になりますが、私は一級河川の除草問題で町内にある国の出先機関にお願いに行きました。それまでは地域で除草していたわけですが、すぐに対応していただいて、それがいまだにつながって、市川の一級河川については、今は国から県へ移管されて、県のほうで除草作業が続けられているわけです。 甲府市の自治会に対する山梨県中北建設事務所長の丁寧な対応を見て、旧六郷町の河川管理のために町として県へ強く働きかけることをお願いいたします。河川の草刈り等の管理が無理になってきている地域高齢者のために地域まかせにしないで、行政の仕事として、県へ働きかけることを求めるものですが、町長の見解と方針をお尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの河川の草刈り等を行政の仕事として実施すべきについてでございますが、河川区域内の除草は、堤防の決壊等の危険性がある箇所については河川管理者が行っております。 また、その区間内においても河道、川が流れるところですね、水が流れるところ、および河床、川の底でございます。については、除草作業を行っていないのが現状でございます。 このような草刈り等を含む河川管理については、地域との協働で行ってまいりたいと考えております。ご質問にございます、六郷地区の一級河川の除草作業として山田川につきましては、平成30年度から令和元年度にかけ、山梨県峡南建設事務所および町土木整備課と地区代表の方たちによる意見交換会を行いました。また、当時、私県議会議員をさせていただいておりましたので、地元議員からの要請を受け、峡南建設事務所に申し入れた記憶がございます。それをもとに、令和元年度には峡南建設事務所において浚渫工事、川の底をさらって土砂を取り除く工事を完了していただいており、その後の草刈り等美化活動を地区にお願いしている経過となっております。 河川管理においては、防災・減災のために、河道および河床の流れを阻害する支障物撤去のための伐木、樹木の伐採および浚渫を行っております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長も県会議員のとき、働きかけをなさって、改善策がとれたというお話ですが、実際に行ってみて、まだ山田川、落居寄りはまだ草が茂っております、河川の中に。岩間の六郷支所の近くまで行くと、きれいになっている、あれは地域の人たちがきっとやられたんだと思うんです。 落居地区では、回覧板の問題も、隣に持って行くのが大変だというような、そんな声もちょっときいております。高齢者が、高齢化が進んでいく中で、本当に80歳以上の人たち、非常に大変だし、河川清掃のときも、若い方といっても、もう60過ぎた方が、けがをしたそうです。そんな話も昨年ですか、一昨年ですか聞きました。 そういう意味では、無理になってきていると、県議のころ、町長もそういうことでご尽力をいただいたそうですが、地域に任せるのではなくて、やはりそういう働きかけを県にしていただきたいと思うわけですが、そのへんについて、いかがでございましょうか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  本当になんというんですか、現状のこの仕組みだけの答弁で、大変申し訳ないというように思うんですけれども、決まりは決まりとして、これは受け止めなければいけないことでございます。ただ先ほどの休耕田や空き家対策などと、やはり同じようなことになろうかと思いますので、やはり高齢化する社会としては、何らかの改善策をしていきたいというふうに思います。 ただこの山田川につきましては、私もよく接しておりますけれども、一方では、地域の方がご努力によって、草などの除草作業をされている地区もございますので、そういった整合性も考える中では、やはり今の答弁のことが適切ではないかというふうに理解しています。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  できるところはということですが、本来なら河川の管理というのは、国がやることであって、それが県に移管されてきているということです。市川の河川を草刈りするのは、直接国の出先機関へ行って話をして、すぐそれからやってもらえたという経験もあります。ぜひそういう意味では、やれるところまでではなくて、国、県の責任において、ぜひやれるような働きかけをしていっていただきたいと思います。 その点について、もう一度お答えをいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  今のご質問に対してお答えいたします。 先ほど町長が申し上げましたとおり、土手の部分、堤防部に関しましては、亀裂等がないかどうかということで、河川管理者のほうで除草作業をさせていただいております。 先ほど申し上げましたとおり、河道部分、川の底の部分につきましては、一般的には川の緩やかな場所で繁茂してしまって、あふれる可能性がある場合には、危険性ととらえて、河川管理者のほうで行う事例もあるそうですけれども、基本的には、日本の川はかなり急流な場所になりますので、川に繁茂した草によってあふれるということは、危険性はないという見解になっているそうです。 ただし、先日も、この要望自体は県のほうに伝えまして、また時代の変化もあると思いますので、要望の活動のほうは続けてはまいりますけど、なかなかその上流、下流、地区ごとの整合性も県のほうも考えていらっしゃいますので、要望のほうは続けてまいりますが、なかなか先に簡単に進むものではないということを、ご承知おきいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長が長いこと県会議員として活躍されていて、ぜひそういう意味では、どこを押せば効果がある、百もご承知だと思うので、ぜひ県を通じてでも、働きかけていただきたいと思います。 それが地域住民にとって、年寄りにとってはね、うんと心配事なんですよ。国で決めたから、出ていかなければならない、だけどという、そういうふうな国のやることというのは、非常に精神的な負担も重いし、肉体的にも通じる問題であるだけに、私のところへ相談をいただいたようなわけで、調べたら甲府市ではそういう丁寧な答弁がきている、市川ではそういうことはないと思うんですよね。私も見たことはないので、そんなことでぜひ働きかけ、町長、積極的にお願いをしたいと思います。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  一瀬正議員の一般質問が終わったわけですけど、先ほど町長のほうから訂正があるということで、答弁の訂正の申し出がありましたけれども、これを議長が認めましたので、ご報告いたします。 ここで暫時休憩といたします。 再開は午後4時15分といたします。     休憩 午後4時04分-----------------------------------     再開 午後4時15分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 続いて、第6番、丹澤孝君の一般質問を許します。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  本日は、より具体的な項目についてですね、3点質問をさせていただきます。 まずは、遠藤町長の町の再生に向けて、新たな市川三郷町づくりへの取り組みに期待をするものです。 1点目としまして、広域ごみ処理施設建設に関する連絡協議会設置についてというタイトルで質問をさせていただきます。 山梨県を3ブロックに分け、ごみ処理施設の広域化を図るという県構想の県ごみ処理広域化計画に基づき、北杜市から南部町までの県西部の11市町を構成自治体とする山梨県西部広域環境組合、以下、「環境組合」と略しますが、昨年2月に設置され、本町も参加しました。 建設地は、隣接する大塚地区からの反対意見がありましたが、さまざまな協議の結果中央市浅利地区に決定しました。 大塚地区からは施設建設に伴うさまざまな影響を心配する声があり、環境組合としても建設地である浅利地区と同様な位置づけとして、事業への理解を受けるため大塚地区との説明会の場を持つなどの取り組みがなされています。 環境組合では、令和13年度の事業開始に向けた新ごみ処理施設の整備に関する方向性を定めるため、今年3月、ごみ処理施設基本構想を策定し、1.ごみを安全かつ安定的に処理できる施設、2.適切な環境保全対策を講じた施設、3.エネルギーの有効利用と資源循環に優れた施設、4.経済性に優れた施設、5.地域住民に開かれた施設とする基本方針を示しました。 また、事業スケジュールでは、令和3年度では、環境影響調査等の調査を進め、令和4、5年度にかけて施設基本計画を策定、令和6年度、7年度には造成計画・工事、発注仕様書作成を実施する計画などとしています。 これにより、来年度の令和4年度からの基本計画において、施設建設の具体的条件が取りまとめられることとなります。 各自治体・地区からの各種要望事項の具体化に関しては、基本的にこの基本計画へ反映させることが必要となります。 要望事項への対応策については、項目により環境組合での判断によるものに留まらず、町または県での施策が必要となる事項も想定されます。そのためにも、大塚地区の要望事項への対応について、町による、より積極的な関与が必要と考えます。 町長の考え方としても、新設されるごみ処理場の影響について協議する場として、山梨西部広域環境組合、大塚地区農業団体などと町で構成する連絡協議会を設置する意向であると認識しており、基本計画策定前のこのタイミングではぜひとも必要とされる協議の場だと思われます。 つきましては、連絡協議会設置に向けた具体的取組みの考え方について伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  丹澤孝議員の一般質問にお答えいたします。 広域ごみ処理施設建設に関する連絡協議会設置についてでございますが、広域ごみ処理施設の建設につきましては、令和2年2月に山梨西部広域環境組合が設立し、以来、5市6町からなる担当者会議や作業部会、検討委員会が定期的に開催され、令和3年3月には、事業の根幹となるごみ処理施設整備基本構想を策定し、今年度は、これから数年間にわたり取り組まれる環境影響調査の手続きを進めております。 大塚地区の皆さまにおかれましては、新ごみ処理施設の建設に対して、大変な危機感を持たれ、農家の皆さまはもとより多くの皆さまが心配されていることは町としても十分理解しております。 コロナ禍にて地域の大勢の方が集う機会がなかなか設けられませんでしたが、ようやく地元における説明会を開催できる状態になりました。基本構想の内容や、環境影響調査の手続き等について地区の皆さまに丁寧に説明しご理解いただきながら、ご意見・ご要望等を拝聴させていただき、地域の皆さまのご意見ができる限り反映され、不安が取り除かれますよう、山梨西部広域環境組合に対し引き続き働きかけてまいる所存でございます。 また、地元からのご要望の内容は、施設の安全性の確保はもとより、処理場における排水対策や豪雨時における浸水対策、周辺の交通対策、環境対策など多岐にわたるものでございますので、組合への働きかけのほか、県関係機関に対しても直接協議を進める中で十分な対策・対応をお願いしてまいります。 なお、連絡協議会の設立につきましては、現在、大塚地区にて開催されております地区説明会でのご意見・ご要望等を踏まえる中で、山梨西部広域環境組合と協議の場を設けております大塚地区の区長会、水利組合、農協の各生産部会、農業生産法人、農業委員、それに地元町議会議員などの皆さまで構成される、新ごみ施設誘致対策連絡会とも十分協議する中で、検討を進めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  また、まとめで町長に最後、その協議会の設置に関しての具体的な日程とか、伺いたいと思います。せっかくの機会ですので、経過を含めて、確認を事務局、担当課に確認をさせていただきたいと思います。 先ほどもありましたけど、コロナでなかなか説明会等、地元で開けないということは、私も町の代表議員として、西部広域環境組合のほうに行っていますので、そこでもそういう説明があります。とはいえですね、具体的ないろんな検討項目については、議会という場だけではなくて、町の職員が入った会議体をつくって、いろいろな検討をするという、そういうふうな組織づくりがされているということですので、具体的に職員が参加する会議体として、どのようなものがあって、開催するサイクルがどんなような形で開催されて、過去の経過としてどんな協議がされたかというところを教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  それでは、ご質問にお答えさせていただきたいと思います。 令和2年2月に組合が設立して以来、その組合における各種の会議の内容について、状況についてのご質問だと思います。 コロナの関係にて若干協議のスタートが遅れましたけれども、構成11市町の担当課長からなる担当課長会議を、まずは6月、7月、8月の計3回、開催させていただき、これからの事業スケジュールの確認、それに整備基本構想の策定に関する、それぞれの町からのデータの持ち寄り、そういった検討会を何回かさせていただきました。 また、令和2年の9月に開催されました、構成11市町の市長、町長からなる管理社会におきまして、各市町の担当課長、担当係長にて構成される作業部会、それと各市町の副市長、副町長から構成される検討委員会、この2つの設置をご承認いただきました。 これを受けまして、作業部会につきましては、以降、10月、12月、令和3年に入りまして、1月、2月、5月、7月、9月、合計7回、開催されております。 会議の内容といたしましては、基本構想、それに各種調査の調査事項の検討、審議、こういったものを行ってまいりました。 検討委員会につきましては、令和2年におきましては、10月、それから年をまたぎまして1月の計2回開催されました。内容といたしましては、基本構想の策定にかかる資料の確認をしていただきました。 令和3年度におきましては、7月、8月、検討委員会が2回開催されました。内容といたしましては、ごみの処理方式にかかる協議、検討をしていただきました。 なお、コロナ禍でありましたので、なかなか会議が思うように開催できませんでしたけれども、組合におきましては基本的に検討委員会につきましては、年3回、作業部会につきましては年6回を予定していきたいと、そういった話を伺っております。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  11市町、市と町で構成される組織ですので、やっぱり候補地、建設地に隣接する市川三郷町と、ほかの市や町の人たちの温度差というのが当然あります。そういう面では、議会に案として出された段階では、なかなか多数決ではやはり、あまり問題意識を持たずに決まってしまうというふうなことが多々、そういう傾向が出てくるんだろうなと思います。そういう意味では、案をつくる段階で、いろいろな検討を具体的に、要望なり、意見を積極的に出してもらって、反映できるような、そういうことで、特にその会議体を利用してお願いをしたいと思います。 もう1点、大塚地区との協議会なり、説明会ということが何回か行われています。繰り返しになりますけれども、コロナでなかなか予定はいかないよということがあったようですけど、ここも若干、概略でいいんですけど、その大塚地区とのやり取りの概要について、また説明をお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  それでは、地元との打ち合わせ状況について説明をさせていただきたいと思います。 まず、令和2年6月に区内の設立前より協議を行ってきております地元の新ごみ処理施設対策連絡会に対しまして、広域ごみ処理施設建設にかかわる組合へのご意見、ご要望等のとりまとめ、要望書の提出をお願いいたしました。 回答につきましては、令和2年12月に中央市の市役所において、管理者であります中央市長より直接回答をいただいております。 令和3年4月には、大塚地区の区長さんの改選がございましたので、連絡会の役員が何名か交代いたしました。新しい大塚地区の区長さん、5名の事業経過等の説明会を5月に開かせていただきました。 また8月には、新ごみ処理施設の対策連絡会の皆さまを対象に、基本構想、それからこれからのスケジュール等の説明会を開催させていただき、11月には今年度進めております環境衛生調査方法の説明会を生涯学習センターで開催させていただきました。 なお、ここに来ましてコロナがだいぶ落ち着いてきておりますので、今週の月曜日、11月29日、昨日水曜日、12月1日の両日の夜にわたり、大塚地区のふるさと交流センターにて、大塚地区を対象とした地元説明会を開催させていただきました。 地元との対応については以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  これから前に進むのにどうしたらいいかというふうなことで、この項目のまとめとして町長に再度伺いたいと思うんですけど、先ほども水の関係とか、いろいろな課題について答弁がありました。 今、ありました直近で行われた説明会では、煙突があるので、その煙突からのばい煙といいますか、排煙の影響が大塚地区としては心配だというふうな、そういう強いその意見が出たということは、先ほどちょっと教えていただきましたけど、いろいろな項目が課題事項としてはあって、繰り返しになりますけれども、町でやるべきこと、町でないとできないこと、県に要望すること、それはやはり要望事項として整理してですね、組合に大塚地区から要望するだけではなくて、町が積極的にかかわるということが求められる、そのためにこの連絡協議会の設置という部分は有効であるし、今出なければ、手遅れになってしまうというようなことでありますので、町長の要望にこれが、公約にこれが入っていましたので、まさにこれをタイムリーな項目として、もっと早ければもっともちろんよかったというふうに思いますけれども、ぜひ実現をしていただきたいというふうに思います。 そこで、先ほど具体的なスケジュール面については、もう1つ、明確な時期の設定というのはなかったかなと思うので、その点を含めて全体的なまとめでもう一度答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  公約の段階と、政策の移行していくところが、いろいろ状況等が、また立ち位置等が変わってまいりますので、ストレートにそういうことにはなっていかないんですけれども、考え方の原点としては、もちろんそれは持っております。 先ほど、大塚地区の要望云々ということがございました。これは大塚地区の要望であるということは、市川三郷町民の要望であるということなので、これはそのまま私としては、関係団体にはそれは提示をさせていただきたいというふうな考え方でございます。 これからのスケジュール感ということでございますが、今、組合議会のほうにどういうふうな情報がいっていて、私どもにどういう情報が来ていて、また大塚地区に対してどういう情報が行っているのか、ちょっと整理ができておりませんので、そのへんを整理をさせていただき、今後、ご提案をさせていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  町が積極的に要望事項の実現に向けて、関わってくれているということが、納得感にもつながるというふうにも思いますので、段取りはいろいろな準備があるでしょうからお任せするとして、ぜひ地区の要望イコール市川三郷町の要望ということで、県と国に対しても要望事項の必要なことはしていくというようなことで、お願いをしたいと、この枠組みをつくるということが、目に見えた形で、町が参加してくれているというようなことがつながると思いますので、ぜひそのような取り組みでお願いをしたいと思います。 それでは、次の項目に移ります。 2番の項目として、町の歴史、文化の維持・整備に関する基本的考え方についてという項目です。 市川三郷町は豊かな歴史・文化を持ち、それに基づくさまざまな産業が発展した町です。大塚古墳などの古墳群、甲斐源氏発祥の地や市川代官所などの歴史だけでなく、近年では青洲高校建設に伴う発掘調査により何もないと思われていた場所から約1千年前の平安時代の「新町前遺跡」と命名された住居跡が発見されるなど、新たな歴史の発見もありました。 町の第2次総合計画における施策体系では、「自然・歴史・文化を生かした「にぎわい」づくり~子どもたちの未来へ伝統と安心をつなげて~」を町の将来像コンセプトとして掲げています。 また、その基本的考え方の中の誇れるまちの項目では、文化や歴史を守るまちづくりとして、ふるさとキャリア教育の推進などの取り組み項目を記述しています。 この目的に沿った政策の推進を期待するものですが、現在町には町の歴史を知ることのできる展示施設、町に残る文化財を収集・維持・管理する機能が不足しているものと感じており、そのためにも歴史資料館や学芸員の配置が必要であるものと考えます。つきましては、1.町の歴史・文化・産業の継承に関する町長の基本的考え方について、2.専門的知識を有する学芸員の配置について、見解を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町の歴史、文化の維持・整備に関する基本的考え方についてでございますが、1点目、町の歴史・文化・産業の継承に関する町長の基本的考え方につきましては、ご指摘のとおり、市川三郷町は豊かな歴史・文化を誇り、またその歴史から生まれた伝統産業が、今も息づく町であります。長い歴史の蓄積に裏打ちされた豊饒な背景を誇る町でもございます。 また、こちらもご指摘のとおりでございますが、第2次総合計画におきましても、町の将来像を「自然・歴史・文化を生かした「にぎわい」づくり」とし、その将来像に係る基本的な考え方の一つとして、「誇れるまち」を位置づけ、またその分野における方向性の一つとして「文化や歴史を守るまちづくり」を掲げております。 私の基本的な考え方といたしましても、この第2次総合計画の目的にのっとって推進をしたいというものでございます。 2点目の、専門的知識を有する学芸員の配置についてでありますが、まず学芸員の職務につきましては、博物館資料の収集、保管、展示および調査研究等について専門的事項をつかさどるものとされております。大変重要な職務であると認識をしております。 一方、当町においては歴史に造詣が深く、その研究を熱心に進めている有志の組織があり、すばらしい研究成果を発表しておられます。現在はこれらの有志の方々に町所有の文化財等の収集、保管等にもご協力をいただいているところです。今後もこうした有志の方々のご協力を得る中で、文化財の収集・維持・管理等を推進していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  町長の資料なりの中で、地域愛を育みという表現が出てきたというふうに思いますので、そういう面では、この歴史文化の伝承ということについて、遠藤町長も熱い思いをお持ちだろうというふうに思っておりますので、ぜひそれを具体化する施策をお願いしたいというふうに思います。 担当課にちょっと具体的なことで伺いたいと思います。 代官所があった町ということで、それにまつわる偉人の功績や歴史的な文化財が町にあると、先ほど民間団体が協力してというような話がありましたけど、1点、具体的な文化財として、幕末に代官所の御典医お医者さんであった廣瀬保庵という方が、環海航路新図という、版画での世界地図をつくって、それが町に寄贈されたというようなことを聞いておるんですが、その概要について説明をお願いしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 環海航路新図になりますが、重なりますが、環海航路新図といいますのは、幕末に市川代官所に医師として務めた廣瀬保庵さんが表したものになります。1860年に万永元年遣米使節団の一員として、世界1周を行った後に、表した航海図でありまして、縦約1メートル、横1.8メートルと、大変大きな作品になります。太平洋を横断いたしまして、アメリカから大西洋、喜望峰を経て、帰国するまでの経路を日付、経緯度を含めまして、詳細に記録をしているものです。 日本人初の公式の世界周航を記録した地図として、大変貴重なものでございます。 寄贈のお話ですけども、南アルプス市に在住の方から、当町にゆかりのあるものということで、お話しをいただいております。 また、その環海航路図の寄贈を受けるに当たりまして、鑑定等、打ち合わせ等を行ったところでございますが、その際にも有志の組織、まちづくり懇談会や、是空のメンバーの方にご協力を得ております。 なお、この作品につきましては、町で裏打ちを行った後に、完成後に年内に寄贈をいただく予定となっております。 以上になります。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  その時代に、今、大河ドラマをやっていますけれども、その時代に世界地図を版画で作ったという、本当に貴重なもので、昨年ですか、一昨年でしたか、県の博物館で展示がありまして、私もそれを見たんですけれども、なかなか日本全国でも何点現物が残っているかという、貴重なものなので、縁あって市川三郷町に寄贈をされたということで、本当に貴重なものを、これから町民が見る機会を、ぜひ具体的に設定していただきたいというふうに思います。 その上で、その展示する場所ということなんですが、過去、代官所跡地整備も含めてですね、ここでの質問もしてまいりました。 ただ、新しい施設の建設ということは、なかなか簡単にいく問題ではないということは理解をしています。 できれば県とか、国とか、そういう制度を活用して、何とか財政負担が少ない形で、そういう施設の整備ができればというふうに思っております。 過去、そのような提案をした時には、イベントでいろいろなそういう文化財を見ることができる場を設定していきたいというような答弁をいただいていますけど、南アルプス市の生涯学習館の中に、図書館の横に、そんな広くないところですけど、偉人展を恒常的にやっているコーナーがあります。本当に狭い場所なんですけれども、当町としてもできれば生涯学習センター、ifセンターの中の1階の図書館の横の会議室とか、図書館の中とか、または源氏の館、源氏の館はわれわれもグループで、美術展なんかを今までしていたんですけど、やはり足が悪いとなかなかいけないということで、今年からifセンターでするように変えたので、ちょっとアクセスとしてはあまり向かないのかなと思いますけど。 もう1つアイデアとしては、真ん中の通り、中央通りに山梨県民信用組合の市川支店が空きましたので、あそこは金庫もあるし、文化財をしまうのには向いているんではないかと、ああいう施設を利用したらどうだというようなアイデアもありまして、そうだねというようにも思ったりするんですが、イベントでそういう場を設けるということも大事ですし、民間の協力を得てということも大事なんですが、できましたら南アルプス市のように、それほど広くなくてもいいんですけれども、常設のそういう展示ができるような場所を検討していただいたらというふうに思います。 併せて、冒頭の質問に戻りますけど、学芸員の配置ということは、やはりよその町でも整備されていなかったのは、学芸員がいろいろアイデアを出してすることによって、そういう文化面の整備が充実していったというようなことを、テレビで見た記憶もあります。 町内には、旧家にいろいろな文化財が、まだまだ眠っているというふうに思いますので、それが散失しないようなうちに、できるだけ残せる体制をつくっていければなというふうに思いますので、そういう面でも、民間の協力はもちろん必要ですし、重要なんですが、学芸員の配置ということも、そういう面では1つのきっかけになるのかなと思いますので、併せてこの項目のとりまとめとして、町長に再度お願いをしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  大変おいしいお話で、私が大好きなジャンルなので、積極的にやらせていただきたいというふうに思っているところでございます。 また、学芸員等々のご提案もございましたけれども、町でできること、また民間でできることなど、いろいろすみわけをしながら進めていきたいと思います。 先ほど、廣瀬保庵、典医のことなどがございましたが、同時にもうちょっと前の世代で、橋本伯寿さんなんかも、今回のコロナ感染症などとも関連性がありますので、こういった歴史的に名のある方などをピックアップしていきたい。県の事業でありますが、歴史遺産プロジェクトという、地域のその歴史に関係するようなことを、デジタルで、映像で残していくようなことを、今後進めていくというふうなことであります。 これにも積極的に参加をしていきたいというふうに思いますし、碑林公園に童話が3枚、3セットくらい本で残っておりますが、ああいったものも大事にしたいというふうに思っております。 何点か、いろいろ作戦はありますので、今後とも、ご指導をいただきながら、推進をしていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  断毒論の話も出ましたし、まだまだいろいろな先人の功績がこの町にはあると思いますので、ぜひ、それを管理、またはいつでも町民が見ることができるというふうなことの環境づくりを、ぜひお願いしたいと思います。 それでは、最後の質問になります。 市川大門中央通りの一方通行制限時間の見直しについてです。 市川大門中央通りは、現在朝7時から夜10時までの間、芦川橋方面から三郡橋東詰交差点への時間指定による一方通行となっています。 この中央通りは、かつては両面通行で、多くの買い物客の車や通過車両で大変混雑した道路でした。現在でも商店での買い物の車や通過車両が多く走る時間帯もある主要道路であることは変わりありません。ある程度の道幅があることから逆走車を見かけることが頻繁にあり、昨年の議会での一般質問で対策の要望を行いました。 近年は一方通行化や郊外への大型店の進出などの影響による商店の減少、周辺道路の整備などにより交通量は減少しています。 日中の交通量に比べ、飲食店を除き多くの商店が閉店する夜7時以降は交通量が特に減少します。間もなく、芦川橋架け替え工事に伴い芦川橋が交互通行となります。このこともあり、交通面の安全性を考慮した上で、地域住民の利便性を少しでも向上させる方策として、一方通行の制限時間を見直し、現在の朝7時から夜10時迄を短縮し、朝7時から夜8時迄としてはどうかと考えます。 つきましては、1.市川大門中央通りの一方通行解除を検討する意向があるか。2.一方通行を前提とした場合、制限時間を短縮し夜8時迄とする。この点について、見解を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  一般質問の途中ですが、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ延長します。 また、先ほどの暫時休憩時に、第3番、秋山豊彦君より、所用のため退席する旨の申し出がありましたので、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 秋山豊彦君、退席をお願いします。 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  市川大門中央通りの一方通行の制限時間見直しについてでありますが、1点目、市川大門中央通りの一方通行解除を検討する意向につきましては、これからも解除見通しの検討は続けてまいります。現在の中央通りは朝夕の児童および生徒の通学路として、またそのほか歩行者の利用する道路として高い安全性を有していると考えております。一方通行を解除し対面通行とした場合、安全性低下につながる可能性があることから、児童および生徒の登下校時における交通事故の発生を抑制するため、現時点では安全対策を優先し、一方通行の継続を選択したいと考えております。 2点目、一方通行を前提とした場合、制限時間を短縮し夜8時迄とすることについてでありますが、現在中央通りは山梨県立市川高等学校・峡南高等学校・増穂商業高等学校の3学年と青洲高等学校1・2学年の生徒が通学にも利用しております。この先、青洲高等学校の生徒が安定し、周辺道路の環境整備を行った後、交通量の安全を確認し、公約との整合性を図り、制限時間の検討を行いたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  私も中央通りに住んでいますので、一番不安なのは、現実的には一方通行の逆走なんですね。ほぼ毎日、いるときにはほぼない日といっていいくらい、多いときには複数台ですね、昼間続いて3台くらい逆走があるとか、昨日も3時ごろ逆走車がありましたので、まず逆走車が非常に心配で、よく事故が起こらないなというふうに思っているところです。 そこで、先ほども要望事項を一般質問でしましたというようなことで、道路に矢印を書いて、一方通行の矢印を書いて、制限時間を書くというような要望を出しておりまして、担当課でも対応をしていただけるというようなことで思っておりますが、併せて標識は増設をしてもらったりもしているんですけれど、なかなか分かりにくいということで、先ほども言いましたように道路面に表示をしてというようなことで、要望を出しました。 ということで、担当課に今年の計画に入っていると思いますが、その予定、作業予定の状況について教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  お答えいたします。 中央通りの路面表示の工事につきましては、7月1日に契約を行いまして、工期を7月2日から12月20日ということで契約を行っております。 施工予定でございますが、12月6日から、来週、路面表示の施工を行う予定となっております。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  具体的な日程、今聞きましたので、できるだけ早くということで、期待をしております。 併せて、先ほど町長の答弁もありましたけど、なかなか安全面、一方通行の解除をした時の安全面の確保ということが課題だというようなことがありました。 確かにそう思いますし、解除ということになると、例えばPTAの意見とか、そういうことも大事になりますし、なかなか一度決められた制度の変更という部分は大変だろうなというように思います。 それは時間の変更も併せて、同じように関係機関の意見の調節とか、いろいろな課題をクリアするには大変だろうなというふうに思います。 これもまた担当課に聞きたいんですけど、例えばその一方通行なり、路面表示ということで、警察等、関係機関と調整をする、していく、してきた中で例えばその一方通行を解除するときに、警察から求められるような対策とか、具体的に会話の中でそういうものが出ていると思いますので、どういうことが警察から求められ、または予想されるというようなことについて教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  お答えいたします。 一方通行の解除、制限時間の変更共になりますけれども、まず協議書を山梨県公安委員会へ提出する形となります。 その際に、地区住民および受益者、先ほど議員さんがおっしゃられましたように、PTA等の同意も必要となると思われます。 一方通行の解除等をする際に必要となる安全対策等は、これは予想になってしまいますが、車道と歩道の境界を確実にするような構造のもの、安全対策が必要になると思われます。 それをするには、車道の幅員等も再検討が必要になると思われます。 以上となります。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  商店としては、両側通行になればいいなというようなことは、もちろん要望としてはありますけれども、ただ今は一方通行なので、右側に止めることもできるとか、そういうふうな便利に使っているところはあります。なかなか合意形成というのは難しいし、そういう条件をクリアするということは、やはり一度こういう制度が入ってしまうと、なかなか難しいんだなということを、改めて認識をしました。 繰り返しになりますけど、一方通行の逆走車防止についてですね、間もなく工事が始まるということで、そのへんについてよかったなというように思います。 質問については、以上とします。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第6番、丹澤孝君の一般質問を終わります。 続いて、第4番、笠井辰生君の一般質問を許します。 第4番。笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  それでは、私のほうから一般質問をさせていただきます。 政治倫理条例の制定提案について。 町民の町行政への信頼を裏切る残念な事件が、9月議会の閉会後に明るみに出ました。検挙案件は4年前の、私が議員になる前のことでしたが、以前からこうしたことがあったのかとか、もっと早く明らかにできなかったのか、などの町民の声には、返す言葉がありませんでした。 今回の事件を受けて、町行政当局も再発防止策を検討され、新たに就任された遠藤町長も、さまざまな行政手続きの透明化、改善策を指示されていると承知しております。一方で、町民に対し、失われた信頼を取り戻すためにも、議会が、高い倫理性を持ち、町行政に関わる姿勢を、自律的に、条例の形で示す必要を感じております。 そこで、政治倫理条例の制定に際して、行政当局のご意見をお尋ねするものです。 町長に求められる政治倫理はどうあるべきかについて、伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  笠井辰生議員の一般質問にお答えいたします。 町長に求められる政治倫理についてということで、承知をしましたが、私自身は政治倫理を語るべき立ち位置ではないので、質問についての答弁は控えますが、議員から町長へ転身したことは大きな転換点で責任の重大さを認識しており、謙虚な姿勢で公務に取り組みたいと考えております。 また、法的、社会的、道義的責任を欠かないようにすべきで、善管注意義務を怠らず常に身を正し、町政運営に努めさせていただきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 先の臨時議会での所信表明でも、遠藤町長には確固たる方針をご説明いただきました。 第三者委員会の設置も臨時議会で承認され、年度末までと忙しいスケジュールで、準備を進められていることと存じます。 この第三者委員会の委員の選考と、第1回の開催に向けての進捗状況をお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  お答えいたします。 第1回目の第三者委員会は、12月8日を予定しております。委員さんにつきましては、弁護士協会のご推薦の弁護士さん、そして公認会計士兼税理士のお一人、そしてもう一人は学識経験者ということで、山梨大学の理事を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございました。 予定しておりますということは、まだ正式な依頼はこれからなんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  失礼しました。 依頼のほうは、昨日、依頼をいたしました。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  分かりました。 ありがとうございます。 短期間での報告が求められる会議になりますので、委員の皆さまにもご負担をおかけすることになると思いますけれども、市川三郷町の再出発を支えていただければと思います。 また、副町長の設置案も出されましたが、客観的な視点で副町長には町行政をリフレッシュしてくださる方の選任に期待をしております。 さて、町の体制の刷新とともに、私たち議員も、今まで慣例などで流されてきたことなどがなかったのかどうか、見直すことが求められていると思います。 今年の3月に富士川町では、富士川町政治倫理条例が制定されていました。富士川町のこの条例は、対象が町長と議員と町民です。町長および議員には、倫理性の自覚と、経済的受益の禁止をうたっています。 また、町民には、町長および議員に対する働きかけを禁止しています。ここで、町民に求める政治倫理について触れられていることに、町長はどのように思われますでしょうか、ご見解をお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  他町の政策についてコメントをする立場にはございませんので、そのへんについての答弁は差し控えさせていただきますが、私といたしましては、この市川三郷町の議会基本条例に関わっていたこともございますので、これをさらにブラッシュアップしていっていただきたいというふうに、当時の思いとしてございます。確か、ちゃんと読んでおりませんけれども、改選のたびに要綱を見直すというふうなことが規定されていたかと思いますので、その点について、基本条例をもとに、それから本町の場合は議会のほうでご議論をいただければありがたいなと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 町の行政に口利きとか、利益誘導を極力はさまないようにするためにも、町全体、町民も含めてそれをただす意識が必要なのではないかと考えます。その上で、議員と町長とが改めて襟を正すためには、どのように進めるべきか、町長、議会基本条例、確かにございますが、具体的な禁止事項ですとか、これはいけないという文書がないんですよ。そこを明文化する必要があるのではないかというのが、今回、ご提案申し上げたい政治倫理条例です。 県内で、政治倫理条例が制定されている市町村は分かりますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  お答えさせていただきます。 県内で条例として、議会議員の政治倫理条例を制定しているのは2市のみでございまして、大月市、上野原市でございます。また、町長含めての条例としては、先ほどの1町、富士川町のみになります。 このほか、政治倫理規定として定められているのは5市ございまして、甲州市、甲府市、山梨市、中央市、韮崎市、以上のとおりでございますが、そのほとんどが議員の政治倫理に関するものでございます。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 基本的には、議員に対しての政治倫理条例、ですから富士川町のように、町長も含めてというのは大変珍しいのかもしれませんが、地方自治研究機構というところのホームページの開設によりますと、政治倫理条例の内容としては、主として、1つに政治倫理基準の明文化、1つに請負等の制限、1つに資産公開、1つには住民の調査請求の取り扱い、そして1つに政治倫理審査会の設置方法、そして1つにその問責制度について記すということが一般的とされていました。 富士川町の条例では、資産公開以外は網羅されています。またユニークなのは、納税報告を公開する仕組みが盛られていることです。実情に合わせて、制定できることがこういった条例の良さではないかと思います。 一方で、山梨市の例を見たんですが、ここは条例ではなく倫理規定なんですけれども、議員は議会運営の公正を図るために、例えば市から補助金を受けている商工会会長、農協理事、観光協会会長、体育協会会長、文化協会会長等の代表の人および、市の例規に定められている委員会または審議会の委員、また行政区の区長および自治会長、さらには保護司、民生委員、児童委員、消防団長なども兼務は辞退するよう記載がありますが、ここまで制限されると厳しすぎなのかなと思いました。 議員が区長とか、自治会長の兼務を禁止されると、地域が回らなくなりかねません。兼務、兼業の禁止を厳しくしたところ、議員のなり手がいなくなったという地域の報道も見聞きします。ここはバランスを取って、行政の信頼を損なわない制限と透明性等を議論して、一定の基準を明文化できればと考えます。 不文律とか、当たり前だから記さらないということにはせず、判断基準を明文化することが大切ではないでしょうか。この点で議会に求める政治倫理について、町長のご見解をお聞かせ願えたらと思います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、答えられますか。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  議会のほうでご議論をいただければありがたいというふうに思います。その上で、先ほど口利き等々の排除のことをおっしゃられたと思いますが、今回、第三者委員会に依頼をしていること、これを当町の知的財産にしたいというふうな意思もございます。これは、まさにそのように口利きとか、あるいはそういった政治倫理に書いたことまでも代用できるような、そういう提言をいただけるように、私どものほうで活用していくように心がけておりますので、その点、ご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  第三者委員会でもこういったことも含めての、きっとご検討もいただけるということで期待しております。富士川町では、長澤議長のご提案で、議会と行政とで懸案を1年くらいかけて練り、この春の3月議会での提案議決に至ったと聞いております。 本町においても、議員の皆さまにもぜひ前向きにご検討をいただきまして、議会と町当局との連携で政治倫理条例の制定に向けて検討ができればと期待しております。 この質問は以上で終わります。 ありがとうございました。 続いて、財政健全化プランの策定提案について、お尋ねします。 9月議会で令和2年度決算が承認されましたが、4年連続の単年度赤字でした。本町の財政状況を、全国の同規模の自治体と比較すると、公表されている令和元年度、2019年の数字において、将来負担比率は63町村中60番目、公債費負担の実質公債費比率は63町村中46番目でした。財政再建団体になるほどの悪化ではまだないことを押さえつつも、せめて平均以上を目標に、改善が必要であることは明らかです。 そこで、本町の財政健全化への取り組みに対し、断行へのご意向をお尋ねします。 1.財政健全化プランの策定を望むものですが、そのご意向について。 2.同プランを策定する場合における、策定するとした場合、そのポイントについて。 3.任期末までの具体的目標をお持ちかどうかについて、それぞれお尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  財政健全化プランの策定提案についてでございます。 まずは、本町の財政状況についてご共有していただいていることに感謝を申し上げたいというふうに思います。 令和2年度の決算状況によりますと、実質単年度収支が4年連続赤字となりました。ここ数年は、財政調整基金を取り崩して予算編成することが常態化しております。 こうした状況の中で、私が取り組むべきことは、1年ごとの黒字を積み重ねていくことと考えております。まずは、令和4年度当初予算編成において、喫緊の重点課題を踏まえ、徹底した事務事業の見直しを行い、経常経費の削減などにより財政健全化に向け取り組みを進めます。その内容につきましては、予算案提案時に考えをご提示申し上げますので、よろしくお願いをいたします。 現在の本町の財政状況を的確に把握し、限られた財源で最大の効果が得られるよう進めてまいります。 2点目以降のご質問につきましては、その後の議論になると考えておりますので、答弁は差し控えさせていただきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 全国の自治体の財政状況は公表されていますので、全国の同規模の自治体、市町村累計4-2というところですけれど、これは人口とか、標準財政規模で大体同じくらいの町と村が該当します。これが全国で63町村、この将来負担比率などをグラフで比較してみました。そのうち、63町村の約3分の1の22町村は、将来負担額よりも充当可能財源のほうが大きいので、将来負担比率はマイナスになります。県内では昭和町などが該当しています。残る3分の2、41町村のうち、市川三郷より将来負担比率が悪いのは3町あるんですけれども、いずれも将来負担比率は200%くらいあります。将来負担額、金額の合計は、実は市川三郷よりむしろ少ないんですけれども、充当可能財源が基金も含めて少ないことが目につきます。さすがに、こうした200%になってからでの改善は大変そうなので、市川三郷は今こそ対策すべきとき、いいタイミング、いいかどうかは別としても、タイミングだと考えています。 また、その41町村を見ていきますと、1町だけ将来負担額の合計金額が市川三郷より100億円ほど多いという目立った町があるんですけれども、その町の将来負担比率は100%より少ないです。なぜなら、その町には充当可能財源が300億くらいと、市川三郷よりも約100億大きい財源がある。つまり、地方債を起こすにしても、少しでも有利な財源を同時に確保さえすれば、将来負担比率の増加が抑制できることが分かります。 そうして、その41町村を見ていきますと、2年間で将来負担比率を95くらいから65くらいに下げたり、あるいは86くらいから52くらいまで下げた町がありました。 その中から、今回、北海道の当別町さんという町に注目してみました。当別町の公表資料をさかのぼってみますと、平成19年度には将来負担比率がなんと250%ありました。 将来負担額は、今の市川三郷町と同等の約250億円に対し、充当可能財源は市川三郷に比べて30億円ほど少なく、また充当可能基金だけを見ますと20億円くらい少ない状況でした。それが、平成19年からですから、24年くらいですか、ごめんなさい、令和元年の数字を見ているから、12年くらいで64.9%、平成19年度に250%あった将来負担比率を令和元年度に64.9%まで減らすことができています。こういった事例があるんです。 地方債の残高は、今の市川三郷町より減らし、基金も積み増しています。この町をぜひ参考にしたいなと、北海道まで行って聞いてこようかなとも思ったんですが、ちょっと時間がなくてできていないんですけれども、平成17年度から20年度まで、行財政システム再構築プラン、4年ですか、そして21から25年度の今度は5年計画で財政運営計画、26年度から30年度まで第2期財政運営計画、そして令和元年度から今度は10年計画のプランをつくって、つまり安定してきたからですね。4年、5年、5年とまずは現状分析、それから財政の見通しと課題を含めた対策の方向性、そして取り組みと期待される効果、それを期限と数値目標をもって設定され、実際に改善されています。 こうして目に見える形のKPIを設定して全町一丸となって取り組んでいただきたいんです。 ぜひわが町でも財政健全化のプランの策定をご検討をいただきたいんですが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  数字はあくまでも結果ということでございますので、私といたしましては、先ほど申し上げたとおりの内容で令和4年度の予算編成を進めてまいりたいと思います。 その上で、機構改革を進めてリストラではありません。あくまではリストラではありません。住民サービスを充実させるように取り組みながら、行財政改革に取り組んでいくというステップで進めさせていただきたいというふうに思います。 財政健全化において、議員の皆さまの側から、積極的なご意見、ご指導を、今後ともいただきますように、お願いを申し上げまして、答弁といたします。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 まずは黒字化、令和4年度、それに機構改革ということで、ぜひ結果を出していただきたいと期待しております。私は本町の財政健全化については、そういった意味では悲観はしていないんですけれども、それでもそういった黒字化という目標を立てて、それを実現するには、痛みも伴うでしょうし、住民に我慢をしていただくことも、負担が増すということも出てくると思います。 こういったことを住民へ説明する、現状の説明と、町の取り組みへの理解をどのように住民に対して進めていくおつもりでしょうか、その点をお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  広報の仕方ということでございますけれども、広報の仕方については、まず議会にお示しをし、その議論を町民の皆さまにご理解をいただくということになろうかと思います。痛みを伴う云々ということでございますが、あくまでも住民サービスを中心に、それは壊さないように進めていきたい。何度か申し上げておりますが、個別支援型から、公共性の高いもの、皆さまに喜ばれるものを厚盛りをしていきたいという考えでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 私たち、議員、議会もともに町民への丁寧な説明を果たしていきたいと考えます。また既存の町の公共施設等総合管理計画ですとか、施設の長寿命化計画等がこれまで出来上がってきているんですけれども、この町長の目標、黒字化、機構改革という部分で、この町の施設の統廃合等に関する計画への影響についてお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
    ◎町長(遠藤浩君)  当然、将来的にはそういうことも検討して、考えていかなければならないというふうに考えます。 行財政改革の最終的な目標は、経費を削減するということでございますので、将来、機構改革のその先には、そういったことも考えの中にはあるというふうに申し上げておきます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第4番、笠井辰生君。 ◆4番議員(笠井辰生君)  ありがとうございました。 町に住む若者世代や、子どもたちのために見直すべきは見直して、住み心地のよい町、日本一を議会とともに目指していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 私の質問は以上です。 ○議長(笠井雄一君)  以上をもって、第4番、笠井辰生君の一般質問を終了いたします。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は午後5時35分といたします。     休憩 午後5時23分-----------------------------------     再開 午後5時35分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 続いて、第7番、小川好一君の一般質問を許します。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  それでは、一般質問をさせていただきます。 遠藤丸が大きな夢を乗せて、船出をしました。乗員はお客さま、住民1万5,265人、6,670戸の大所帯を乗せて無事に目的が達成できることを求めます。 町長は、今まで質問に立って、意見を行ってきたと思いますが、今回からは質問を受け、また答弁する立場となりますが、責任は重大だと考えます。それはさておき、よろしくお願いをいたします。 私の質問は、大勢の議員から公約に対する意見が提案されておりますけれども、若干切り口を変えて質問をさせていただきます。 決断と実行力、「住み心地の良い町」日本一を目指してを町長は選挙公約に掲げたスローガン7項目、サブスローガンが14項目でありました。この選挙公約は全町各戸に郵送配送され、また先月の11月22日に開催された臨時議会において、所信表明が発表されました。私が質問するのは、前回と同じ答弁だと理解をしております。 項目的には、1.新しい地域経営では、外部人材を活用したクリーンな行政運営と民間の経営能力を活用して収益性を確保する。 2番目としては、教育、子育てでは、しゃべれる英語教育、地域愛を醸成する地域学。 3番目には、医療・介護では、市川三郷病院の建て替え、介護人材の確保育成、また支援。 4番目は、経済・産業では、六郷インター周辺に野菜工場を誘致し開発する。また、和紙、はんこ、花火などをトップセールスで行っていく。 5番目には、防災・安全では、豪雨災害を防ぐ施策の推進と安全安心のための交番などの存続。 6番目は、交通・インフラでは、通学路の安全確保、交流拡大のための道路整備。 最後の7番目は、住まいのほうでは、地域愛を育み、地域活性向上のため、お祭りの存続継承とPFI、これは民間資金と経営能力活用による町営住宅の建設。これらの公約について、町民の皆さまが大変な期待を持っております。 したがいまして、なお、長時間となりますが、テレビの放映とか、これは庁舎内にもあります分ですが、傍聴者、後ろを見たら誰もいないようになっちゃった。大勢いるような理解でございますので、以上、選挙公約に掲げた14項目をどのように実行していくのか伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  小川議員の一般質問にお答えをいたします。 選挙公約で掲げた決断と実行力「住み心地の良い町」日本一につきましては、11月22日臨時会で所信で表明した内容のとおりでございます。 まず、私たちは、適切な答弁をさせていただきたいと思っておりますので、全文通告を求めております。これは関係各課の中で議論をし、また多岐にわたる場合にはそれぞれの整合を図って答弁を作成しておりますので、今後はこの点について、ご理解を賜ればというふうに思います。 公約はあくまでもその時点の私の考えでございまして、これをもとに町の政策に反映をさせていただき、令和4年度の当初予算から政策として提案できるものは議会のほうにお示しをさせていただきたいと思います。 期待をいただいているというお言葉でございましたが、私自身、真摯に務めさせていただきたいと思います。 また、先ほどこの公約等々の配布方法でございますが、これは郵送ではなくて、新聞折り込みがカラー刷りのもの、それから後援会に加入していただいた方に関しては、白黒刷りの詳細なものが郵送をしてございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  ただいま、町長のほうから郵送ではないよと、新聞折り込み、これもお金がかかることですからどうかなと思いますけれども、この公約につきましては、すでに各担当課長は十分理解をしていると思いますし、先ほどから言っているように令和4年度の当初予算に織り込むということでありますので、ふんどしを締めて、計画を練っていただきたいと、このように思います。 そこで、この公約について伺いたいんですけど、町長が掲げたこの施策というのは、短期的な視点に立っているんではないかなと思うんです。この自治体の経営をするためには、またこの町の舵取りである町長が、グランドデザインをしっかりと描いて、それを職員や議会に分かりやすく説明して、理解を求めると、これが大事ではないかなと思います。 町長がしっかりとしたグランドデザインを描いていなければ、場当たり的なその場しのぎの対処療法的な施策しかできないと思います。 そこで、遠藤町長は本町のグランドデザインをどのように描いているのか説明をお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず、グランドデザインがどのようなものかということでございますけれども、これは住み心地の良い町日本一を目指すということでございます。 また、この公約を政策に転換することにつきましては、10月2日の初日に、一番最初に幹部職員とのごあいさつがございましたが、このときにこのように進めてくださいということでご提示をさせていただきました。 それから、私がこのことを町政の中で政策として進めていく、このまちづくりをしていくということは、先ほどどなたかの質問でやり取りがあったかと思いますが、今とちょっと議論が逆転しているのかなと思います。 上意下達的な、演えき的なやり方ではなくて、機能的なやり方で推進をしていきたいと、これはやはりその職員の力というもの、考えというものを重視をして、推進をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  やっぱり長期的な計画のグランドデザインがなければ、4年間について、どのようにやっていくのかということが見えてこないし、町民も理解ができない。例えれば、道路を造りたいと、A点からB点を造りたいんだけれども、ここの最初は用地買収をしなければいけない。次に、川があれば橋を造らなければいけない。こういう施策をもってグランドデザインって、私は理解しているんですけれども、そんなことを町民の皆さん、また職員の皆さんが理解していなければ、町長のあとをしっかり追っていけない。こんなように思います。 私は、このグランドデザインをもう少し明確にしておかなければならないなと思います。 次に、町長が公約に掲げているクリーンな政治運営の実現に向けて伺います。 1点目は、競争入札はより良いものをより安く手に入れるために行うものであります。しかし、前町長は入札予定価格をより高く設定していたという、極めて悪質な犯罪を起こしました。 これは明らかに町民に対する背信行為であります。こうした事件の再発を防止するためには、まずその原因を分析し、正確に把握することが大事ではないかと思います。 町長はこのたび、事件にあっての原因は、行政システムにあるというように所信表明で言っておりましたけれども、では、この行政システムのどこに盲点があったのか、認識しているのか、ちょっと考え方を伺いたい。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  事件につきましては、今、捜査中の案件でございますので、コメントは差し控えさせていただきます。行政システムのどこに盲点があったかという問いでございますけれども、今、それを検証委員会のほうに投げている状態でございまして、これが議論されて、それから私どもで取り組んでいきたいというふうに思います。 何度も申し上げているかと思いますけれども、あくまでもその事件を掘り起こすのではなくて、何がそういう犯罪者を生み出してしまったシステムなのかという点について、今後、進めていきたいということでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  私はこの事件は、制度の欠陥などによって起きたものではないと思っております。町長と一部の議員が人為的、作為的に行った事件であるということは明明白白であります。 それでも、町長は制度の欠陥だと思っているのかというように疑問を持ちます。町長、いかがでしょうか、そのへんは。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  あえて高価格に設定して、それを賄賂にしたということなんですが、今、捜査中なんですが、そのことをどこで理解された、認識されたんでしょうか。これをこの答弁をいただいてから、私の答弁をさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  この価格については、入札比率を高くしている、90何%というのがあるじゃなかったですか。それが高かったんですよって言っているんですよ。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  それが賄賂につながったというのは、どういう認識なんでしょう。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  だけどその金額が、町長室で渡されたというのが新聞報道があったではないですか。どこの金額が来ているか分かりませんか。 ◎町長(遠藤浩君)  こちらの件も現在調査中ということで答弁を控えさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  それでは、次の質問に移ります。 何人かの議員の方から質問がありましたけれども、市川三郷病院の建て替えについてであります。市川三郷病院の建て替えが町長の公約に、また目玉の項目として掲げられております。どのような形態の病院として建て替えしようとしているのか、考えをお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほど、高尾議員のご質問にお答えしたとおりでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  経営形態といいますと、例えれば富士川病院のスケールなのか、それとも療養型の病院なのか、また診療所の規模のものなのか、そのへんを伺いたいんですけど、町長、答弁できますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  建て替えを求めるという段階でございます。 その後の議論につきましては、今、答弁は差し控えさせていただきます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  当然ですね、この今回の選挙の公約に掲げたものですから、病院の建て替えについては、今任期中に実現するものだと期待しております。 そこで、今後、今年度中に、今年度か任期中にできるのか、できないのか、そのへんもちょっとお答えをお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  当然、町長任期は4年ということで認識をしておりますので、任期中に何らかの方向性が示せるように努力してまいります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  先ほど、経済産業の関係で、再質問となりますけれども、六郷インター周辺に野菜工場を誘致するというのがありますけれども、早急にスケジュールを決定していただければなと思います。これは要望であります。 あと、防災の安全、これは1番目に豪雨災害を防ぐ施策の推進、このようにあります。河川についてお伺いをしますけども、今現在は、富士川町は強靱の河川の改修をしております、富士川の川です。そして芦川も改修をしております。富士川町の戸川も土砂浚渫を完了しました。久那土の三沢川も完了です。高田の印川も完了です。桃林橋の押出川も完了しました。 この中で、六郷の、先ほど質問が出ましたけれども、山田川、これについては全然手がついておらないし、先ほど立川課長のほうからもありましたけども、災害が起こらないだろうというような見解もありました。しかしながら、災害はいつ来るか分かりません。とりあえず、どのように県の河川課へ要望するのか教えていただきたい。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁、一部させていただきましたが、この河川の浚渫、伐木につきましては、防災、減災、国土強靱化のための緊急対策の5カ年、これに適用する事業について充当されるものでございまして、先ほども山田川の件については、地域との除草作業等が合意を、団体との合意がされておりますので、そういう答弁をさせていただきました。そういう順序立てにつきましては、そういう国の補助事業でございますし、その趣旨にのっとって対策を講じていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  早急な対応をお願いしたいと思います。 もう1点でありますけれども、三珠地区に大塚田んぼがありまして、西部のごみ処理場の隣接になりますけれども、降雨になるときに排水が間に合わない、これはずっと言われているようですけども、田んぼ一面が水没する状態でございますが、水位が引くのは、数時間を要するということでありまして、その間は、何も田んぼの作業ができないような状況でございます。 これには、排水ポンプもありますけれども、相当機能の能率の低いポンプがあるわけですけれども、このへんの今後の対応も含めて、何か見解があればお答え願いたいなと。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今の大塚地区の湛水防除事業に関してのご質問だと思いますけれども、この点につきましては、湛水防除事業の排水機が大塚、上野、それから下大鳥居が整備対象になっておりまして、大塚につきましては、ごみ処理施設の建設等もあって、その測量が少し遅れたということがございます。ただ、稼働実績としては、川の下流のほうが多いというようなことも伺っておりますが、順序としては上野排水機場、そして下大鳥居、そして大塚というふうにだんだん整備をしていくというふうに認識をしております。 これも先ほど申し上げました、防災、減災、国土強靱化のための緊急対策ということで、事業が進むというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  早急な対応が必要ではないかと思います。 次に、PFI、これ町営住宅の関係ですけれども、聞くところによると延期する、このようなことが言われておりますけれども、このへんについて、なんで延期するのか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長。井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  議会の全員協議会のほうで一度、説明をさせていただいたんですけど、本年8月より建設資材のほうが、鉄と木材、そして生コンクリート、こちらのほうが1.5倍から1.8倍の値上がりということの中で、今、当初の試算よりも3億ほど高くなるということで、そうしますと目標にしておりました家賃6万円ではとても建てることができないと、7万円から7万5千円の家賃にしないと、町の負担はその分90%の入居率が必要となりますので、町の負担が当然出てきてしまうことが目に見えている状態で、今の状態ではとても建てられる状態ではないということの中で、今回、建設のほうを見送らせていただきました。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  鉄、木材、生コン、この3社が、相当高くなっているということですね、また時期を見て検討すると、このようなことでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長。井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  価格が下がって、うちの町でも財政状況を鑑みながら建てられるなという判断が出ましたら、建てる方向でございます。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  分かりました。 最後になりますけども、選挙公約は町民との約束であります。任期中には社会情勢や、経済状況が変化するため、凍結や変更はあることは理解をします。まだ任期が始まって間もないわけですけれども、ここに掲げた14項目は町民の皆さんの期待が乗せられております。必ず実現できると期待を持っておりますので、町長の力強い決意をお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの温かい質問をいただきまして、大変感謝を申し上げております。 今後とも、議員の皆さまと両輪体制を構築しながら、公約実現に向けて、一つひとつ丁寧に取り組んでいきたいと思いますので、今後ともご指導のほど、よろしくお願いを申し上げます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  遠藤丸が船出をしました。風も嵐も吹き荒れるような状況になろうかと思いますけれども、私どもも一生懸命協力いたしますので、目的達成のために、ご尽力をお願いをしたいということを申し上げて、私の質問は終わります。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第7番、小川好一君の一般質問を終わります。 続いて、第5番、齋藤美佐さんの一般質問を許します。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  私で終わりですので、頑張ります。 5番、齋藤美佐です。 手話言語条例の町ですので、はじめのあいさつのみ、手話でさせていただきます。 遠藤町長のご就任、おめでとうございます。 町長の目指す住み心地の良い町、日本一をめざし、私も新たな気持ちで頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、一般質問をさせていただきます。 まず、町民に寄り添った便利なガイドブックについてです。 本町では中学2年生を対象にした職業体験の一環で、結婚式を通してさまざまな仕事があることを知っていただくという「学校ウエディング」を10月に開催していただきました。 教育長をはじめ、教育総務課、商工観光課に大変ご尽力を賜りましたことに、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。 一度に多種多様な職業の魅力を知ってもらうのと同時に、一つのイベントをつくり上げる過程で多くの人が汗を流していることを伝え、さらに模擬結婚式を通して、結婚へのあこがれや、将来の夢など、人生の節目について考える機会となる出前授業でした。 全日本ブライダル協会山梨県支部の主催ですが、この学校ウエディングチームの方々にはご自分のお休みを返上して、本町の中学生の将来のために、ボランティア同然でお越しいただき、ヘアメイク、ボディアート、ウエディングケーキづくり、音響、カメラマン、ジュエリー、市川和紙で花火の模擬玉づくりなど、本物に触れ、たくさんの職業体験ができ、確実に将来の夢が広がる内容でありました。 コロナ禍なので、今回は4校のうち2校が体験できましたが、また次もというお声が、先生方からもございましたので、またぜひ次回もご検討いただきたいと思います。 生徒の皆さんの輝く笑顔を見ながら、そのご家族の方のことが浮かび、町民の皆さんが笑顔で生活できる町にと、心から思った瞬間でした。 暮らしやすい町づくりという観点から、本町では2018年2月に官民協働事業により、町の財政負担を伴うことがない、「暮らしの便利帳」という冊子を全戸配布していただいております。 また、以前から要望してありました、「おくやみハンドブック」ですけれども、こちらも町が費用負担せず、一番いい形での作成となりました。大変ありがとうございます。 暮らしの便利帳は、役場での各種手続き等の情報や、医療機関情報、さらには観光、特産品などの地域の情報をまとめた生活に役立つ内容です。「やすらぎづくり日本一の暮らしやすさを目指して」と、サブタイトルにもありますが、暮らしのハンドブックとして住民の皆さまにご活用いただけるよう、新しい冊子の計画は今後ございますでしょうか。住民サービスとして、ごみ集積所設置補助、自主防災資機材補助、鳥獣害施設設置補助、印鑑補助など、個人および地域からの申請による補助金事業一覧をいただけると、助かります。 また、最期まで「自分らしい人生」を送るために遺された人が困らないための「エンディングノート」や、「人生会議」といった物もあります。町の財政負担を伴わない形での冊子を望みますが、ご見解をお願いいたします。 1.知って得する便利なガイドブックの発行は。 2.エンディングノートの冊子発行は。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  齋藤美佐議員の一般質問にお答えをいたします。 知って得する便利なガイドブックの発行、および「エンディングノート」の冊子発行についてでありますが、本町の「暮らしの便利帳」は平成30年2月に作成し、「おくやみハンドブック」につきましては、本年令和3年7月に作成したものでございます。いずれも官民連携事業として、民間事業者と協働して広告業者等を募集し、町といたしましては必要な情報を提供する中で、民間主導で作成したものであります。 暮らしの便利帳につきましては、現在もその業者のサイトで紹介されておりますが、一部に情報の変更が必要な箇所があることも理解しているものの、町から業者に作成を呼び掛けると費用が発生することが推測されますので、アンテナを高く張る中で、これまで同様、民間との協働など、より有効な手段における情報発信を検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 まちから業者に作成を呼びかけて作成するものではないこと、理解をいたしました。また今後、アンテナを高く張っていただき、そのような機会がございましたら、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 市川三郷町知っ得情報として、町のホームページには日本一の暮らしやすさを目指してとありまして、さまざまな町の支援策が掲載されておりますけれども、これがすべてではないと思います。全体としてのアピールが載っていることがいいと思いますけど、冒頭申し上げましたごみ集積所設置補助など、町から通知が来るものではなく、こちらから申請しなければ補助が受けられないもの、そういったものの一覧表があると、町のアピールにもなり、町長の目指す住み心地の良い町につながるのではないでしょうか。 まちから、個人に通知が来るもの以外で、町民の皆さまが知っていて得するものの一覧表をご検討いただけないでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  大変有意義な提案をありがとうございます。 私どもも、今言われたような申請による補助金事業の一覧を取りまとめるということは、大変有意義だと思っております。 ただし、お知らせの手段として、新たなペーパーを配布してという、作成して配布というよりは、例えば広報誌を利用して一覧にうまくまとめて、広く皆さまにお知らせしていくなど、周知してまいりたいと考えております。 その方法、手段につきましては、しばらく検討させていただきたいと思っております。 よろしくお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 広報手段を検討していただきたいと思います。その折には、保存版という形で、町のハザードマップや、風水害、地震対策ガイドブックと一緒に、ご家庭の目のつくところにあれば便利だと思いますので、お願いいたします。 それとエンディングノートについてですけれども、これは自分の歩んできた人生の記録を残したり、最期まで自分らしい人生をどう生きていくのか見つめることができ、ご家族とも人生会議をするきっかけにもなります。 こんな感じで、私のですけれども持ってまいりました。 今までの私と、これからの私とか、伝えておきたい財産とか、万一のときの準備、またより良いエンディングを迎えるために知っておきたいことなど、エンディングノートの中にあるのもいろいろ出ているんですけれども、ございます。 当然、ご自分で購入している方も多くいらっしゃいますけど、町のアピールにもつながるという観点から、ぜひ情報収集をお願いいたします。 官民協働で作成できた際には、おくやみハンドブックに添付できるように検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  ありがとうございます。 今、ご紹介いただきましたように、エンディングノート、さまざまな様式がございまして、すでに販売もされておりますので、今までのおくやみハンドブックと暮らしの便利帳のように、民間からの申し出があれば、その業を邪魔するものではないという形になると思いますので、官民連携の申し出があったときには、トライしてみたいと思っておりますし、先ほどのように、おくやみハンドブック、ならびにという形が取れれば一番いいなと思いますけれども、そのへんにつきましても、そのお話があったときに検討させていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 ぜひお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。 防災対策の強化について、災害時には多くの課題が求められますが、大規模な災害が発生すると一番困るのがトイレではないでしょうか。 過去の災害では劣悪な避難所のトイレ環境によって避難者の健康に大変な悪影響を及ぼしており、災害時のトイレの備えが不十分と指摘されております。 仮設トイレが普及していると思われますが、東日本大震災ではその仮設トイレが避難所に行き渡るまでに4日以上かかったと言われております。 車中泊をしていた被災者がトイレを控えたため、エコノミークラス症候群で、死亡するといった事例もあり、命にかかわる重要な課題でもあります。 国の防災基本計画は、工事現場などにある「仮設トイレ」と併せて、マンホールトイレの整備を自治体に要請しております。 マンホールトイレは、下水道管につながっていることから、くみ取りの必要がありません。下水道施設の耐震化を進めるとともに、避難所におけるマンホールトイレの整備等を実施することが求められております。 日常に近いトイレ環境が確保でき、被災者の安心感にもつながります。国土交通省は、このマンホールトイレの運用指針案を発表いたしました。災害時におけるトイレ機能の確保が被災者の健康確保に重要であることを踏まえ、マンホールトイレにおける整備を促進しているという内容であります。 マンホールトイレの普及は、インフラの強化とともに、避難所となる場所への整備が必要となりますが、町としての見解をお伺いいたします。 また、トイレトレーラーの運用を災害時に行っている自治体もあります。姉妹町の西伊豆町や、県内では北杜市、また先日富士吉田市で運用開始となりました。トイレトレーラーについても、フェーズフリーとなっておりますけれども、このトイレトレーラーについても、町としての見解をお聞かせ願います。 災害時は自助として、自分の身を守るための準備が基本です。わが家でもそれぞれの食料と水、携帯用トイレを備えておりますが、町民の方に自助の部分を、自分ごととして捉えていただくための工夫も大事です。また、町で管理している備蓄品の賞味期限の管理はどのようになっていますでしょうか。お伺いいたします。 1.マンホールトイレ、トイレトレーラーの見解は。 2.備蓄資機材管理体制の現状と改善策は。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  防災対策の強化についての1点目、マンホールトイレ・トイレトレーラーの見解についてでありますが、国土交通省の「マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン2021年度版」では、過去の大規模災害の教訓から、災害時に快適なトイレ環境を確保することは、命にかかわる重大な課題として認識されたと記載されています。避難所においてトイレは食料と並んで重要なものであります。 マンホールトイレは、災害時に日常使用している水洗トイレに近い環境を迅速に確保できる特徴がありますが、反面、地震災害で下水道管が破損した場合は使用できないというデメリットもあります。そこでトイレの確保には複数のタイプを組み合わせて確保することが望まれております。トイレトレーラーもその一つと考えることができます。また、簡易トイレや携帯トイレは、自助の観点から各自で備えていただきたいと考えております。 今後、防災課、生活環境課下水道担当、財政課など関係課で連携を取り、マンホールトイレの設置も視野に取り組んでまいります。 2点目の、備蓄資機材管理体制の現状と改善策についてでありますが、本町には防災備蓄倉庫が本年度完成したものを含めると22カ所、孤立集落対策用防災備蓄倉庫が21カ所あり、合計で43カ所設置しております。これらの倉庫には、飲料水やアルファ米といった食料品関係、シャベルやバール、発電機、照明等の備品、マスクやトイレットペーパーといった衛生用品等が備蓄されています。備蓄品には賞味期限等が設定されているものもあるため、定期的な入れ替えが必要となります。現状ではこのローリングストックが有効に機能しておりません。 そこで今後の取り組みとして、まずは自助である個人の備蓄を十分に準備していただけるよう周知、啓発を行います。町での備蓄は、地震災害を主に想定し、準備いたします。その上で、災害時に食料品や飲料水の供給を受けることができる協定の締結を進め、できる限り備蓄品の少量化を目指します。また、賞味期限の管理を工夫し、自主防災会や学校、フードバンク等への有効活用を実施していきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 まず、町全体の耐震化は下水道管の耐震化はどこまで進んでいますでしょうか、特に避難所を含めた下流側の耐震化の状況をお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  町全体の下水道管の耐震化につきましては、平成9年度以降に施工されました下水道の管渠につきましては、本格的に耐震化が実施されておりますので、それ以前に施工された管渠が未耐震と考えております。それをもとに耐震化率にしますと約75%という率が算出されると思います。 下流側における耐震化の状況についてですけれども、町内における主要な避難所等からの汚水を受け持つ下水道の管渠につきましては、優先して耐震化の工事を行っております。 現在は、市川の本庁舎から県の釜無川流域管渠までの接続点までの耐震化対策、それに六郷庁舎から処理場までの県道内における耐震化対策を進めているところでございます。 以上、説明とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  下水道事業の耐震化計画をお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  下水道事業における耐震化計画についてですけれども、本町におきましては、平成27年度に策定しました市川三郷町公共下水道総合地震対策計画に基づきまして、現在、耐震化事業に取り組んでおります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  次に、県内のマンホールトイレ、導入自治体の状況をお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  県内におけるマンホールトイレの設置状況ですけれども、これは令和2年度末現在における国交省のデータによりますと、それぞれの市町村によりまして設置基数は異なりますけれども、全27市町村中、15市町村、率にしますと55%の市町村にて、マンホールトイレを設置管理しているとのデータがございます。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  この15市町ですけれども、詳しく教えていただけますか。 ○議長(笠井雄一君)  生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  市につきましては、甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、南アルプス市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市。町につきましては、富士河口湖町、昭和町、富士川町、早川町。村につきましては、忍野村の15市町村でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 地震のときに管が壊れるからとの懸念もあると思いますけれども、実際に東日本大震災では、宮城県東松島市、熊本地震では熊本県熊本市において、避難所に整備されたマンホールトイレが運用され、被災者から大変好評であったことが報告されております。 洋式なので、地面との段差がなく、高齢者や障がい者にも良いとされております。 また、茨城県の龍ヶ崎市のマンホールトイレは、下水管が破損し、汚水が流せなくなった場合でも、1日に約500回のトイレ使用に対応できるとのことです。 今のご答弁の導入自治体の中には、本町と同じ流域の市町がございました。このへんも踏まえまして、今後のマンホールトイレの見解をお願いできますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  町長の答弁の中にもありました、国土交通省のガイドラインの中にもやはりこのマンホールトイレ、議員さんがおっしゃるとおり、すぐに使える、段差がない、洋式のトイレである、汲み取り不要ということで、破損しないことが前提ですが、そんなメリットがある。また、普段、災害時でなくてもその設置場所にもよりますが、イベントをする会場に近いところが避難所ということで、そういう場所にセットした場合は、イベントでも普段使いもできるということで載っております。 財政的な面、いろいろありますが、複数のトイレを準備するのが望ましいという内容もありますので、まずは自助で用意してもらった簡易トイレ、携帯トイレを発災直後は使用していただいて、その後、マンホールトイレであったり、仮設トイレが準備でき次第、そちらを使うような形で、複数な携帯のトイレを、形のトイレを準備する形で対応していきたいと思いますので、そのへんは関係課と連携を取って、調査、研究を進めていきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  下水道の耐震化を整備しつつ、指定避難所になっているところから国交省の半額の助成金がマンホールトイレに関しては、上物ですけどございますので、使って進めていただければと思います。 次に、トイレトレーラーですけど、トイレトレーラーは水洗の洋式トイレの個室が4つありまして、太陽光発電で照明や、換気扇に対応し、使用する水のタンクも設置されており、ホースで簡単に追加の給水が簡単というものです。 汚水タンクも設置されており、約1,500回の使用も可能で、下水道への直接接続も先ほど課長も言っていただきましたけど、下水道への直接設置も可能であり、車でけん引することができますから、必要とされる場所への移動も容易にできるということで、避難所だけでなく、防災協定を締結している市町村や、要請のあるほかの自治体へも応援が可能となります。 さらに、本町が被災した場合には、全国のトイレトレーラーが駆けつけるという仕組みになっておりますので、1台保有することによって、たくさんのトイレが確保できることになります。また、子どもと一緒に入れたり、LGBTの方にも配慮されているそうであります。トイレトレーラー、これもフェーズフリーであります。国で有利な起債も使えるということも、先ほど申し上げました。 また、クラウドファンディングの検討もいかがでしょうか。クラウドファンディングしていただいた方には、トイレトレーラーのラッピングに名前が入ることも伺っております。 姉妹町の西伊豆との連携もいかがかなと思いますけど、ご答弁お願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。
    ◎防災課長(林茂一君)  トイレトレーラーですが、まさに議員さんのおっしゃるとおりで、県内では北杜市、富士吉田市、また身近なところで姉妹町ということで西伊豆町で導入しております。西伊豆町では、年1回、年度はじめに、今年の姉妹町交流はどういたしましょうということで打ち合わせをやっていますが、そのトレーラーができたときに、西伊豆町の町長からぜひ市川三郷町で花火大会の会場で使ってくださいという言葉もいただいて、そのトイレトレーラーには、ただ真っ白ではなくて、周りにはラッピングで西伊豆町の夕日の写真ではないけど、景色が描かれていて、西伊豆町のコマーシャル的なものにもなるので、ぜひ花火の会場に置いてほしいという言葉もいただいております。 また、先ほど議員さんの話の中にもありましたが、そういうトイレトレーラーを、同じトイレトレーラーを所有している自治体同士が協定を結んで、お互いに貸し借りをしているということも、情報として聞いております。 また、フェーズフリーの話も出ましたが、災害時だけではなく、普段にも使えるということで、そちらの観点からも有効なものと考えます。 ただし、価格がけっこうするものですので、そう簡単に準備することができないので、先ほど出たクラウドファンディング等を利用しながら、どういう形で導入できるか、また県内の導入市町村にも伺って、状況を聞きながら検討を進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 現在の本町の財政的にはすぐには導入は見込めないというふうに思いますので、タイミングを見計らって、前向きに検討をお願いいたしたいと思います。 いつ起きてもおかしくない災害に対して、先ほどもございましたけど、いろいろなトイレのメニューを進めることは、大変重要なことだと思います。 NPO法人日本トイレ研究所が2018年にインターネットで大阪と東京の男女2千人に、自宅にある防災グッズを複数回答で尋ねると、60%が飲料水、48%が食料品と回答したそうです。災害用トイレを備えていたのは、17%にとどまっていたとのことで、本町でもマンホールトイレや、トイレトレーラーの導入が見込めないので、個人の備蓄が大変重要だと思います。 市販の災害用トイレを備蓄したり、あと大きなポリ袋に新聞紙、塩素系消毒剤を備蓄して、災害用トイレの代替えを準備しておくこともできます。 町としてどのようにこの災害用トイレ、個人の備蓄を呼びかけていくのかをお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  自助の観点で、携帯トイレ、簡易トイレということで、その普及方法ですが、軒並みではありますが、広報誌、最近では災害について考える特集ということで、できるだけ毎月掲載するように、各課を回して、記事の作成をお願いしているところですので、そういう中にも取り入れていきたいと思います。 また、防災に関しての、出前講座は、結構需要がありまして、係長はじめ出向いて行って、自主防災会等で説明するときがありますので、そういうところを活用していきたいと思います。 また、先ほど言いました、簡易トイレの作り方ということで、段ボールやごみ袋、また塩素系の洗剤ですか、塩素系の除菌剤を使った簡単な作り方というのも、そのときに説明しておりますので、そういうところで地道ではありますが、普及活動をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 今、防災講座のお話も出ましたけど、先週、私も今子育て養成講座を受けております。また防災講座、すばらしい防災講座で、大変勉強になりました。ありがとうございます。 次に、備蓄品の体制管理のご答弁の中で、管理が有効にされていなかったとのことでしたが、また備蓄を少なくしていくとのご答弁がありました。そのことから、今まで無駄になってしまっていた備蓄食料があったというふうに推測をされます。食品ロスの観点からも、今後は、もったいないことにならないように、ぜひよろしくお願いいたします。 そこで、今後、どのように無駄にならないような工夫をされていくのか、具体的にお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  備蓄品の管理ですが、現在、先ほど答弁の中にありましたように、40数カ所備蓄倉庫がありますが、日付、賞味期限の切れる日付ですね、それがそれぞれの倉庫によっていくつもの期限がありますので、なかなかそれを管理するといっても、では切れるのがここに100、ここに100、ここに100、全部を集めてそれを入れ替えましょうとなると、やはり大変な作業になりますので、できるだけ日付を揃えたものを数カ所の倉庫というような形で、中にストックしておく日付をまずは揃えていきたいと思います。 今回切れるのはこことここだよということで、その2カ所だけを入れ替えると済むというような形が考えられますので、そのへんを工夫してローリングストックがうまく行えるように考えていきたいと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  賞味期限の切れるものの確認ですけど、今のご答弁で現状と合っているかどうかの確認もするという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  現在、購入時に例えば5年のものであれば5年後の何年何月に切れるということで、パソコンのエクセルなんかを使って管理しておりますが、その後、使用したりとか、そういうのがありますので、そこの管理している数字と、現在、そこの倉庫に入っているものが一致しているかどうかということの確認も取れていませんので、地道な作業ですが、その資料を基に各倉庫をもう一度、棚卸ではないですが、確認をして、今後の整備に役立つようにしていきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  大変ですけど、確認作業をぜひしていただいて、とにかくもったいないということをなくしていただきたいと思います。 この賞味期限が切れる前の、活用ですけれども、どのようにしていくのかお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  食品ロス、無駄をなくす工夫としましては、賞味期限の切れる前、半年なり1年前のものを、地区防災会や、町内の小中学校へ配布して、有効していただくことを考えております。 それでも使い切れない場合とかが出た場合は、フードバンク等への団体への提供をして、町での備蓄はロスを少なく、効率的に行い、防災意識を高めてもらうためにも、個人の備蓄も推奨していきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いをいたします。 今回ですけど、何度か一般質問もさせていただきました、液体ミルクも今回備蓄品としてご用意をいただきました。大変ありがとうございます。 この液体ミルクは、賞味期限が1年という短い賞味期限ですが、どのようにローリングしていくのか、お伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  液体ミルクですが、まだ備蓄し始めたばかりなので、まだ実際に再利用とかはしておりませんが、乳幼児健診や、各種健康教室等の機会に配布したいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 お願いいたします。 本当に備蓄品の自助の強化が重要になると考えます。町民の防災意識を高めるために、町として今後どのような周知をしていくのか、お伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  先ほども携帯トイレ、簡易トイレのところでも説明しましたが、町の広報誌、ホームページ、防災講座等で、個人の備蓄を周知していきますが、それでもなかなか行き渡らない現状だと思います。 できることであれば、実施したいと考えているのが、実際の水害時等で避難情報を流す際、例えば高齢者避難とかの情報で、こことここの避難所を開設しましたという避難情報を防災無線で放送するときに、個人の備蓄品を持参していただくような内容の放送文を流していったらどうかということも考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ぜひよろしくお願いします。 あと、SNSでの周知もお願いいたします。 物資が届かないという場合の想定されることを踏まえ、まずは自分の身を守るため、ご家族の身を守るための準備を強化することで、本町の防災力の向上につながりますので、自助の周知、ぜひお願いしたいです。 ご自分での備蓄の促進をお願い申し上げ、一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第5番、齋藤美佐さんの一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。 長時間にわたり、大変ご苦労さまでした。     散会 午後6時57分...